酉の市

人によっては三連休の二日目。
昨日は酉の市。
二の酉でいつもになく町も混み、店も混んでいました。

ただ、町を見ると手ぶらで歩く人が多い。
熊手はどうしたのだろう…
ほとんどいない。

岡山からのご来店ありがとうございました。
いつもネット点を見ていてくださっていて・・・
とのお話。
やっぱり嬉しいね。

不動

彩色もここまでいくと…いい。

せっかくの彫が、のみの冴えが、
跡形も消えうせる彩色もある。

不動明王の勢いを殺すことなく、
力を色にあしらえた表情は、一言しか出ない。

いい・・・。

浅草の空

浅草の空を撮り続けて結構になるけれど、
少々意固地になっているかもと思いつつも
変わらず続けます。

ちょっと画像サイズを変更(^^

そういえば、子供の頃
「東京の空の下」という番組が、
10チャンネルで夕方放送していた。
テレビ朝日になるずーっと前のはなし。

めぼしい大通りに沿って、ヘリを飛ばし
文字通り、東京の空の下を映し続けるのだ。

ただ、ただ、町の様子がナレーションつきで、ただ、ただ…永遠と。

ぼくも、ただただ、ただただ、飽きもせず見ていた。

あの映像は残っているのだろうか。
町の変遷を見るには、一級の資料だろうに。

巡礼と霊場念珠

最近、霊場回りをして
巡礼先の寺でいただいきてきた(もちろん布施が必要だけど)
念珠玉を仕立てさせていただくことが増えた。
数年前と比べるとだいぶ増えた。

こちらは、坂東観音霊場の玉。
出たばかりのようだ。

観音経の一部を抜粋し
玉に一文字彫りこんでいる。
集まれば、つまり三十三観音=33玉の念珠が完成する。

まあ良く考えたものだと思う。

その元は、四国にあると思うけれど

それがこちらの念珠。
四国番外20番。

よく持ち込まれる。
どこで仕立てることができるか、わからないんです。

ここにあるのです。
ここ(^^

これも縁

通販という世界で初めて購入したのは、
小学生のとき。

少年誌の欄外とでもいうのか、少年相手にコインだ切手だと
当時の少年を対象にうさんくさい記事があの手この手と載っていた。

今ならそう思うだろうに・・・
毎日のようにそのCMに目を奪われていた。

古銭マニアだった僕は、一円銀貨が欲しくてならなかった。
3000円程度だったと思うが、
微々たる小遣いではとても買える代物ではなかった。

5円、10円とせっせと貯めこんだ。
千両箱の貯金箱がそれなりに重さを増した頃
「特価」「美品」の文句に目が止まった。

親に内緒で貯金箱は空になった。

待ちに待った。
何週間も待った。
今なら、「おかしいぞ」が先によぎるだろうが
全額払込みながら全く不安はなかった。

一ヶ月近く経ってようやくずっしりとしたものが手元に届いた。
恐る恐る、ソーと開けてみた。

「ピッカー」

光ってる。

光ってる。

光りすぎている。

明らかに、手を加え磨かれていた。

美品とは、磨いてきれいになった美品なのだった。
(古銭の美品とは手を加えなてはならないのだ)

何処に頼んだのか今になっては知る術もないが、
天国から地獄に叩き落された気持ちだった。
「二度と通販なんて手を出すものか」

40年以上前の話だ。

気付くと販売側に立っていた。