お位牌の修復

お位牌の直しを久しぶりにさせていただきました。

お預かりしたときはこんな状態でした。

長い年月(100年以上)の間には、乾拭きしていて金箔は剥げるし、わずかでも塗面に傷が入ればそこから湿気が木地を侵していくので反りや歪みが生じます。

職人は、また今までと同じ時間さらに経過しても大丈夫なように、こつこつ傷を埋めて塗り直し、箔押しして元の姿に戻します。

扉の中も下地をやり直して金箔を押し直せば、下のような輝きに戻ります。

勾玉のストラップ

紫金石の勾玉もあとわずかになってしまった。

銀の紐を組み合わせることは少ないけれど、僅かならばそれもありかな。

転読用の大般若理趣分

お正月などのお寺の行事で大きいお経典をパラパラパラと空中で勢いよくめくる所作をご覧になったことがあるのではないでしょうか。大般若経を読誦するのです。

八〇〇巻あるのですが、その中でも特に密教系のお寺でなくてはならない理趣分がこの一冊になります。

あけると・・・こうなっています。

右が標準のお経典の厚みです。

左は転読(パラパラと空中読誦ですね)するために経典がすぐに痛みます。ですから裏側に同じ和紙を補強しますが、経典本体も含めて二枚から六枚まで重ね張りします。なかなか大変な作業です。

写真のものが二枚合わせなのですが、六枚となるとこの三倍の厚みになるわけで大変な厚みです。

浅草のそら

いよいよ桜ともお別れですね。

そんな中でもブルーシートが1枚だけ隅田公園に敷いてありました。

お葉な見するんでしょうか。。。。