念珠堂の守り 其の一

最近は周りが商品で塞がれてなかなかお目にかかれないとは思うのだけど、TONの師匠が店の守りにとくださった鬼瓦。

比叡山を開かれた最澄がご生誕された生家に建つ生源寺の鬼瓦。

瓦を新たに葺き替えるときに屋根から下ろした古いものだ。屋根に乗っていた他の相棒は全滅しているから唯一残された。生源寺の輪番をされていた師匠の師匠から譲り受けたのだ。

数百年の風雨や邪気から寺を守っていたんだね。。。。今はうちの守りとして鎮座まします。

灯台下暗し。。。

昨日お客様と立ち話をしながら、あ!そういえば以前制作していたなぁと思い出した。

というのも、アマビエの提灯が話題に上がったわけで、

鳥羽の石神社の話へと展開していった。

そういえば!ということで、改めて青メノーで仕立ててみた。

どうだろうか。。。

今日から弥生。。。2

提灯からの風景もどことなく暖かく感じる。

毎度のことながら、朔日の朝は必ずと言って良いほど母子地蔵にお参りする。

そう、今日は東京マラソンの当日。

とは言うものの一般の市民ランナーの参加は例の件で見送りになり応援のために沿道に集まることも遠慮するようにとのお達し。

浅草でそれはないでしょう。と言いたいところなれど三々五々人の垣根はつながるものだ。

二重三重の人垣とはならず、時間ギリギリにも関わらず、比較的楽にこの位置を確保できる安易さは助かったというべきか。

ただ、いつもの渦巻く歓声は聞こえずなんとも静かなうちに事が進んでいく。

ランの前に車いすマラソンの選手が通過すると頭にあるのだが、静かだ。

白バイや関係者の車が通過していったからまもなくだと思う反面、何の音も聞こえない。

まだ時間がかかるかとよそを向いている隙を狙うかのようにトップランナーがすり抜けていった。

タイヤが路面を噛む音が耳に残る。

こういう風景は私的には嫌いではないが、選手たちはどうだったんだろう。

歓声というエネルギーがほとんどない中を突き進む。エネルギーやいかに。。。

気が付くとあっという間に目の前に迫りあ!も言わさず駆け抜けていった。

香十徳というけれど・・・

香十徳という言葉を聞かれたことはあるでしょうか・・・?

そ、一休禅師の香の功徳を説いたものです。

ん?あるある。という諸兄はスルーしていただいて結構です。

自分の体験からつくづく実感させられる言葉なので書いておこうかなぁと思った次第です。

20年経っちゃったかな。ちょうど厄年の頃、TONでもなんだか体調不良・・・とまではいかないのだけど、なにか勝れないという時がありました。病気ではないけど、漢方では未病っていうのかな。養命酒でも飲んでいろって?いやいやお金のかかることは大っきらい。しかも夏の時期でした。

夏生まれのくせに得意ではない夏(嫌いになるにはそれ相応のいろいろがあるのです)。

それでも浅草は人で混みあう時期、さらにお盆もあってお店はごった返す。なんだか頭がくらくらしてくる。どうしよう。帰るわけにもいかないし・・・・。

そんな時お客さまがお線香のお買い上げ。応じて在庫の引き出しから取り出しました。そのとたん、得も言えぬ深遠な香りに包まれて、ぼーっとしていた頭はスキッと、虚ろな目は白黒はっきりパチりんことなった次第(鏡を見たわけではありません)です。

その夏の休憩避難所は在庫ケース。

ボーッとしてきたらケースに頭を突っ込む。ということと相成ったのはいうまでもありません。

コロナウィルスに代表される最近の暗いニュース。いつの間にか毒されていたのでしょう。。。なんかこうしゃきっとしなかったのです。

そんな時、お客様がお買い上げされたご進物のお線香(梅栄堂の)を預かって表書きさせてもらいました。手にしたときマスク越しにも関わらずこのメーカーのお線香の特徴的な香りがTONの鼻腔空間を清涼に流れていました。

ほぇ~~~~!!!

今日、久々にあの時の感覚が沸々湧いてきました。

そう・・・香十徳のご利益なりです。香十徳の3番目かな・・・

水引をかける。慣れない頃はここが結構ハードル高かった。緩んじゃうから誰かに抑えてもらってましたっけ。

香十徳  

1. 感格鬼神・・・感は鬼神に格(いた)り
  2. 清淨心身・・・心身を清浄にし
  3. 能除汚穢・・・能(よ)く汚穢(おわい)を除き
  4. 能覺睡眠・・・能(よ)く睡眠を覚し
  5. 静中成友・・・静中に友と成り
  6. 塵裏偸閑・・・塵裏(じんり)に閑(ひま)を偸(ぬす)む
  7. 多而不厭・・・多くして厭(いと)わず
  8. 寡而為足・・・寡(すくな)くして足れりとす
  9. 久蔵不朽・・・久しく蔵(たくわ)えて朽ちず
 10. 常用無障・・・常に用いて障り無し