江戸は面白い。。。

大手通販会社の勉強会でたまたま目黒に出かける機会を得た。

以前は毎月のようにどこかしらECの集まりがあったが、何年かぶりに参加してみようかということで、親しくしていただいているお寺にも伺いたいと思い思い切って出かけた。浅草からは至近距離なのに案外土地不案内ではある。車で納品に走っていたときは、目黒駅を中心にしておおよその勘は働くだろうと安易に出かけたが、雅叙園の様変わりにもあるように、土地勘は狂い放題狂って、目的地まで1時間近くあっ地域こっち行きさせられる始末だった。

途中、旅行も同行させていただいた住職のいる古刹をお参りし、由来をあれこれ読こむゆとりもあった(このあとは脱兎のごとく地獄が待っているのだが・・・)。

大圓寺に下る坂に行人坂とある。

行人坂?はて。

聞き覚えがある。そう江戸の三大大火に数えられる大火である。それがここか・・・

そういえば旅行中大圓寺が出火元で大火になったそんな話をした覚えがある。な~んにも心に残っていなかったっていうことなのだろうか。

本堂横に5百羅漢が祀られていたが、行人坂の大家を供養するためのものと改めてインプットさせていただいた。

帰りは日大病院に入院している家のものを見舞い用事を済ませるために新御茶ノ水似でる。何気なく上がり口を間違えた。もう~今日はどうなっているんだと点を睨もうとすると、そこに十字架が・・・

一度は行ってみようと思っていたニコライ堂。

JRから見ると堂々とした存在感だったが、こうして見ると周りのビルにすっぽり囲まれて筐を狭くして見える。

簡易型のお札立て

この時期御札をいただくことが多くなりますね。

神棚を祀っていらっしゃれば、定位置があるわけですが、そうでないと・・・

ちょっと困りますね。

そこで、簡易型のお札たてです。

今風のデザインでも質素さがいいですね。

なんと!ダンボール製です。

浅草のそら

江戸に居城を構えた千葉氏族は偉いもんだなぁとよく思う。江戸を除いて周りの都市がみな積雪で難渋していても、江戸の空はカラッとしたものだ。

が、高い山に水気を取られた乾いた冷たい風は関東一円を襲う。

昔の庶民は寒かったろうなぁ・・・おまけに乾いた風で乾燥した上に火が出ればあっという間に大火事になる。今では信じられないほど広域に延焼し、焼き出された人々もこの冬空の下、自失呆然だったことだろう。ゆえに公助、共助の精神が人一倍育ったのだろう江戸の町。

あ!そうだ。明晩は夜警の日だったっけ。。。

浅草のそら この日最後の天長節

今上天皇陛下のご生誕日ということは、昔の人なら誰しも天長節と呼ぶだろう。

昭和一桁のTONの母もそうだった。天皇誕生日といってもピンと来ないようだった。

天長節には学校に集まり紅白饅頭と校長先生からのありがたいお言葉を頂いて帰ってきたものだと戦後生まれのいい加減な耳と心は完璧にスルーしていたのを覚えている。もっと身を入れて聞いてあげれたら良かったと後悔している。

そして忘れてならない今日の日は、70年前(昭和23年)A級戦犯と指定された25名の日本の指導者の中で7名が代表して絞首刑された日でもあることを。当時皇太子であったそのご生誕の日を、一方的な裁判とも言えない戦争裁判の犠牲として刑場の露と消えさせたまさにその日に当てられた。

毎年この日になると、ふと合掌せざるを得なくなるのだ。