仕立て直し。本連から三万浄土へ

かくも豊かに作らせていただいた。

先代ご住職の遺品となる装束の水晶本連念珠を小分けして制作して欲しいとのご依頼で作らせていただいた。

尺六寸と言っても制作する職人によっていくぶんか玉の大きさに差異があるので簡単にはまぜこぜにはできない。
それ相応に仮組みして、不足玉を足して本仕立てに持っていかねばならないところが一般の工業製品ではない泣き所かも知れない。

でも水晶の表面が擦れて曇りガラスのようになった部分等みていると、生前のご住職が阿弥陀様の前で虚心に向かわれていた姿が見えてくるようだった。

楽しい仕事だった。

重なる時は重なるもので・・・

切ってみると案の定真珠の穴らしく一ミリ穴。
これじゃ通らないんだな。

で、TONは真珠ネックレス用の糸も持っているのですよ。

テグス(釣り糸ね)で通せば簡単なんだけど、強いようでいて案外持たないんですよ。

だからテグスでの直しは、極力お断りします。
本当を言えば念珠用に使うならば念珠用の通し糸が使える玉でないといけないんです。

何故なら、念珠の玉は見えないところに気遣いながら制作しているからなんです。
玉穴の内側の研磨なんて普通やりませんもん。

そして、たま穴を大きくするために二度三度と同じ作業をして徐々に穴を大きくします。

だから念珠用に作られる玉は高いのです。安いのはそれなりだということです。

ネックレスはまた違います。

使い道によって加工が異なるのは当たり前の話し。

そんな事していたら、また真珠のネックレス。
今度は3分玉ではありませんか。。。

秋田・湯沢の絵とうろう点灯~~~

こーーーんなに晴れました!

雨男のTONは負けました\(◎o◎)/

負けてよかったけどね。

頑張ってます。

いいですね・・・

明日の土曜日は今年最後の夏おどり(盆踊り)です。

夕方からはどんな状況かな。。。

楽しみです。

どうしましょ

手袋して作業していたんだけどなぁ・・・

テレピン油使っても全然とれない。。。

しっかり染み込んじゃった。

仏壇をいじるとこうなる。

白い房や白い正絹糸はしばらく扱えないな・・・

生漆。

でも、面白かった。

空気に触れるとどんどん変化していく。

漆=JAPANだもん。

もっと大事にしたい素材だね。

勾玉

天然水晶の勾玉なのです。

必要な人は必要ですからね。

我を捨てる・・・

朝から近所で一騒動があった。

家事や喧嘩というわけではないのだが、結果としては警察や消防も駆り出されたという意味では似ている。

ひとり暮らしの老人がここ二三日姿を見せないね。というご近所さんからの相談がことの発端だった。

足も悪く、倒れればなかなか立ち上がれない。

でも悠々自適の生活をエンジョイしているといえばそう言う事なのだろう・・・か。
そんなことから、ご近所さんで見守り隊を立ち上げて見守っている。

が、二三日姿がない。

電話も出ない。ドアも鍵が掛かっている。
となれば、地域にある支援センターに電話をかけ相談をとなり、警察に、消防にということとなって十数人の救護隊ということになったハシゴまで動員して窓を叩き人名がかかっているのだから、鍵を壊してという選択まで進んだのだが、、、

ようやくのこと救助の消防隊員が部屋の中を覗くと・・・
「なんだ!人が飯食っているのに」

と家の中から立腹の家人の声。
長い時間かかって玄関の戸を開けると・・・・不満タラタラ。

あのね~。そういう時は「どうもありがとう」が返す言葉なんだよ。

TONもいろんな人の死を見てきた。

仏様になる。というけれど、昨日まで我の強いあの婆さんが、「〇〇ちゃんありがとうね」と急に優しくなったんだよね。

といわれたこともある。決まってぼくの反応は「気をつけたほうがいいよ」と答える。
何日もしないで「婆さんが死んだ」と電話が入る。

なぜだろうそんなことは数え切れない。

彼岸に渡る準備なのだろうか。
昔、母ともよくそんな話をした。

「未練を持つものを捨てないと彼岸に渡れないからね。
我もおいていかないとね。だから子供になっちゃうんだ」

ちょっと霊感のある母の言葉だった。
思い出した。

あの人はまだまだ大丈夫。
長生きするわ。

ちょっと改装

紫水晶はピンキリですが、かなり値の張る貴石です。
でもなかなか清楚な色合いで、人気の衰えない、むしろ海外からの買い付け等があって品薄の様相も呈してきているのが最近の現状です。

オール紫水晶にすると目玉が飛び出しちゃう。と思われるお方には、裏技になるのかもしれません。
水晶系の念珠をお持ちであれば有効です。水晶の場合通し糸は白色が基本です。無色透明であるから白色という考えなのですが、実にもったいない。

透過性のある水晶の性質って染まるということなんです。
石そのものに色が付くというわけではないのですが・・・

中の糸の影響をとても受けるということです。

なので演出効果抜群の素材ということであります。

写真の念珠は水晶のみでで遺作している真言宗の八寸ですが、通し糸を紫にするだけでも水晶の特性で、糸の色を吸って紫色っぽく見えています。

ピンクを通せば紅水晶っぽく。赤色を通したり、黒色を通したり、茶色を通したり、はたまた金色や銀色を通したりで変化するんですね。実におもしろいですね。。。。水晶。

さらに高級感を増してみるとして、親玉のみ紫水晶に変更ということを依頼されました。
高級感を盛り上げようとしています。

そしてこうしたちょっとした手直しなのですが・・・

親玉を紫水晶に付け換えました。

ぐっと高級感が出るでしょ。

で、こうなりました。