友、遠方よりきたる・・・

お付き合いさせていただいて二十年近くになろうか・・・

友と言っては申し訳ないが・・・

若き日には放蕩されていたと聞いていたが、美しい奥様と出会い、かわいいお子さまに恵まれて人生五十年をとうに歩んでみると、つくづくね・・・・と、お話させて頂く。

それ相応に年を積み重ねる。
これはだれも等しく(等しくない場合もあるにはあるが)与えられる。
一人前に物忘れを覚え、一人前に先祖を感じるようになり、一人前に人を感じるようになる。

そう・・・・

ちゃんと感じるようになるのだ。

年相応の感受性というものが・・・・

トルマリン二題

トルマリン二題の制作途中経過です。

腕輪の下がりがこんな感じ。

あとは余分なゴムを切るだけです。

  

片手はあと編みこんで房をつけるだけで終了。

梵字彫りに時間がかかってしまいました。

五芒星

五芒星ができちゃった。

水晶切子の平玉を使用して、赤メノウを五点に配置したら・・・
曲がらないのだ。

ゆえに五芒星ということで・・・。

メノウを大玉に変えると

あらま。迫力のあること。

陰陽五行説、木・火・土・金・水の
各点に色石を配置したらその如くです。

お客様、遠方よりきたる。。。

念珠堂が三社祭りに合わせて移転し開店してから四半世紀をオーバーしてしまった。

もう鬼籍に入られてしまったが仏画の難波淳朗先生の個展が念珠堂浅草店の出航の日だった。
浅草店とあいて書いたのは、当時もう二店舗あったからなのだが、ここに集中するためにまもなく雷門の現在の店のみでの営業となった。

念珠堂の店にいらっしゃっていただいた方だと何となくそうかなと思うかもしれないが、壁際には絵画を架けるためのレールを回しているので吊り下げ金具を使えば100号の絵でも300号でも架かる。
本当のことを言うと、オープン時には什器が間に合わなくて、絵画の個展でよかったと胸をなでおろしたのだ。商品を飾ろうにも什器がない。

そんな中で壁際は生きた。

かろうじて間に合った中央のお香の什器のみには今の三分の一にも満たないお香を並べ10人近くの店員でそれでも忙しかったのを覚えている。

しょっぱなが画廊仕立てで始めた念珠堂なので、ご来店されたお客さまは絵画店とインプットされてしまった。だから次回ご来店された時に驚くのはあたりまえのはなし・・・仏壇屋になってるんだもの。

おかげで仏壇屋ぜんとしていたら多分お会いする機会も持てないお客様との出会いをもたらしてくれた。

浅草というところは世界的な観光地と誰もが認めるところと思う。

それだけに各国からのお客様がすこぶる多い。
少なくとも日本全国からの出会いがここに居ながらにして可能となる。
北海道礼文島、利尻から、沖縄石垣島からと極端な話し、そうなのである。

外の喧騒が近づき、去っていく。
神輿が遠のくとともにお客様がご来店された。

話をさせてもらうと熊本のイントネーションの感じ。

尋ねてみた。備後の方だった。

「広島も西と東は、もともと国が違っていたから言葉も文化も違うんですよ」
という。そんなことがきっかけとなって、趣味の話から、戦国時代までルーツは確認されている話、ルーツは兵庫にあること、海賊の話(TONの先祖と関わりがあるのか・・・)、ご先祖祭りというお祭りを毎年行っているという話までetc.etc. 長い立ち話となった。

「たまたま来させてもらったが、ここは聖地のようですよ」と賛辞を頂戴してお帰りになった。

遠いところのお客様も多くいらして下さると思ってはいるが、遥か戦国時代のご遠方のご縁によってお逢いさせていただきましたようで・・・

ありがたいね。。。

やっぱり役者がちがうなぁ。。。
ドスが効いています。渋いし。。。

近しくしていただいている俳優の高野晃大さんと。(^O^)

満開の影に

今朝の隅田川沿いは早朝から暖かくどう転んでも満開だろう。

花びらの乱舞はまだ見られないけれど時間の問題かと・・・。

一雨来たら色も褪せる。

桜木もさっさと花を落とし楽になりたいだろうなと思いながらいつものコースを走る。

どこから人が集まるのだろうと、ウィークデーながら人でごった返す景色を見る。

だけど毎日片付けてくれる影の力を忘れちゃダメだよね。

締め直しの季節

この季節になると急に暖かくなるせいか、ぼーっとした人が多くなるようで・・・知り合いの心療内科の先生もそんなこと言っていたなぁ・・・

まぁそれと直接関係があるわけではありませんが、湿度の上昇の関係か、この季節、念珠の中糸の伸びが急に目立ってきます。

伸びたままでも支障はないのですが、かえって玉を送りやすくていいような気もしますが、見た感じ格好が悪いので締め直しします。

正絹紐を解いて締めてまた組み直し。

出来上がりました。

紐が緩いと弾が重く感じます。
締め直すと弾が軽く感じる党になって、気持ちがいいですよ。

ちなみにこの念珠は尺二寸の桃の羅漢彫り。

最近、羅漢彫りも面白いものが入らなくなってきました。

つまらない・・・。

折りヅル

昨日のトルコのお客様が今日も来られると伺ったので、昨日のお守りのお礼と思って鶴を折っておきました。

お香のサンプルでも良かったのですが・・・日本らしいものをと思いました。

折ると祈る

なんだか似てますね。

魂を織り込む。願いをひと折り、ひと折りにこめる・・・・
日本の文化っていいなぁ~

ちょっとばかり夜なべしたぁ~(^0_0^)