朝からキティーちゃん

青空の下、商店会行事で浅草商店連合会の
浅草地域通貨のキティちゃん大判の販売所にがんばりました。

店前に机を引き出して毛氈をかけ、久しぶりに大声を張り上げ一日中。
普段、室内で細かいことばかりやっていると小さく固まってしまうので、たまに非日常的なことをするのもいいものです。

むかーし、お正月にはお汁粉を売ったこともあるし、甘酒もあるし、抹茶もあるし、なんでもありの中で、楽しんだものでした。

単純な販売方法って以外に頭を使うものです。

楽しいものですよ。
手は凍えました・・・が。

5時を過ぎてくるんだもの、人の足は速かった・・・

でも、
さすが人気者です。

キティーちゃん来ました

明日から販売開始のキティーちゃん大判と寛永通宝が入荷しました。
ずっしりと重量感もありしっかりした造りです。
元コインマニアのtonの目にも耐えられますね。
欲しくなりました!

初観音

正月の雑踏もそろそろ終息・・・・

していません。

今日18日は新年初の観音様のご縁日。

やはり、町を歩いているといつもより人の出が多いです。

でもそろそろお正月特需も終了でしょう。

次は二月の節分と東京マラソ・・・いや、マラソンは違いました。
当方の店は、雷門デルタ地帯の真っ只中ゆえ閑古鳥が鳴くのでありました。

スカイツリーがせっかく良く見える浅草通りを何故通らないかな。
もちろん交通規制を行なう方の身になって考えれば答えは簡単なのですが
考えを絞ればまだまだ案はないわけではないのです。
それに、スカイツリーの地元にしても観光客誘致に押上ー錦糸町も是が非でも通ってもらいたいと思っているのではないのかな。

ともあれ今日は観音様。
今日を頑張ろう。

綺麗に染まってます

お直しで帰ってきたサーマインドミニ。
作りたてもいいけれど、大事に使い込んでもらったものは、何ともいえない味が出る。
ノミのあとも際立ってきて彫りが活き活きしてくる。

こんなこと思うの僕だけだろうか・・・

はろうきてぃ商品券

■キティの振興券、浅草商店連合会が発売
(読売新聞 – 01月14日 07:24)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100114-OYT1T00123.htm

以外にといっては何ですが、新聞、テレビ、インターネット・・・と各メディアに取り上げられて、盛り上がりつつあります。

じつは・・・
じつは、
当店でも販売する予定なのですよ。

仏壇屋が?と言うなかれ。

仏壇屋でよもや販売側に回ろうとは思いませんでしたが、行きがかり上そうなりました。

はたして、目に付いてくれるのか心配心もあるのですが・・・

同時に・・・

たった大判3万枚、
寛永通宝3万枚の発行枚数だから、キティちゃんファンにあっという間にゲットされて、商品券としての本来の目的が達成されないで、巷には流れないのではとも・・・

ちょっとばかり案じています。

ちなみに価格は額面の5%引きです。
1000円の大判は、950円
500円の寛永通宝は、475円
額面どおりの商品券として浅草のキティちゃんマークの貼ってあるお店でご使用いただけます。

要するに少尉税分がお得ということになりますね。

でもこれ・・・
プレミアつくんじゃないのかな・・・
(元コインコレクターとしての勘)

サンリオでもキティちゃんページがアップされましたよ。

http://hello-asakusa.com/

正月号が出ました。

松原泰道師が亡くなられたので、ちょっと寂しいですが、愛知専門尼僧堂の青山俊菫師のお話しが興味深いです。

ビハーラで有名な武蔵野大学教授である
種村健二朗氏の「末期の痛みは身体の痛みだけではない」

そして、
新しく僧医の対本宗訓師の「禅僧が医師をめざした理由」
僧衣を着ては病院には入りにくい日本の事情が自分としては不思議でならない。
考えさせられる講話だった。

あわせて何歳?

二人で174歳。

二人組みで久しぶりに来店された。

本当はもうお一方若手がいる。

それでも確か82歳だったと思うから、

あわせて256歳。

お茶飲み話でしばらく思い出話をしていかれた。
「息子が1000万の不渡りくらってさあ」

「だめよぉ。もらうなら手形半分小切手半分にしなきゃあ」

「だって言うこと聞かないもん」

経営者の大妻たちは、たわいもないことのように大変なお話しをしている。

もう30年近くのお付き合い。

どんどん小さくなってこられたなあ。

玄関で後姿をお見送りしながら、ふと思った。

丸くなった背。
かくしゃくとしていた足もついに萎えてきて躓きかねない。
補うように杖に頼る。
杖を突く音が人ごみの中にそこだけ響いていた。

三人で300歳。元気に超えてくださいね。

信心

ご夫婦で表装のご依頼のため来店された。

円満を絵に描いたようなふくよかなご主人が西国を巡られたので、お願いしたいとのこと。
よく見ると、軸の中心に収まる観音様は、手描きだった。
大きな半紙の中心に写仏をして、そこにご朱印をいただいたものだった。

印刷で作られた巡礼軸とは趣きが違うからすぐにわかる。

「M先生に描いてもらったものなんですよ」
すぐにその顔が浮かんだ。
M先生はうちに何度も足を運んでくれては・・・正しく言えば自転車でなのだ。80をとうに超えた齢ながら向島から颯爽と飛ばして凝られていた。

「近所でね、以前に描いてもらったものでね・・・」

まだまだ巡礼に行きたいのだと顔に滲み出ておられた。
80を超えた体を心配する奥様の心配顔をよそに・・・

信心が体を引っ張っていくのだろうなあ。

スカイツリーの足元にお住まい。
土日は見物客で大変なんだとか。

TON店長もその一人なんですけど・・・

教えられる

仏像を求めにいらしてくださったゲストとしばし歓談。
もう一年以上考えていてくださったんだよね。

「ご利益を考える仏様ではないですよねこれは」

というお話しが事の発端で未来仏である弥勒仏を奉る心根を問うてこられた。

東山君を彷彿とする彼は、もっとも本質的な問いかけをされた。
生真面目すぎるくらい奉るということに真摯なのだど感じ嬉しくなった。

WEBで自分も広めたいとおっしゃっていたけれど、僕自身はWEBで神仏具を販売するということに最近迷いが生じていると素直な気持ちを話した。

僕がWEBで仕事を始めたのは1996年。全くの草創期だった。いろいろあって2000年に仕切りなおして再スタートしたときでさえ、本気モードのこの業種のWEBショップは見当たらなかった。

だからとことんお客様とやり取りできた。
コツコツ積み上げる事ができた。

モールも黎明期から成熟期に入ると、同業者が雨後の竹の子のように生まれてきた。
それはそれでいいのだ。
けれど、ネットの特異性を使って便乗しての商売の仕方が横行し始めて・・・いやそれがビジネスモデルと言う奴なのかもしれないけど。

でも自分には、自分の商売の考え方がある。祈りの用品には祈りの用品としてのまじめさがなければいけない。どうしても引っ掛かる。

今の価格優先の風潮には気持ちとして沿えない。

そんなことを彼と小一時間話し合った。

アドバイスにはならなかっただろうと思うけれど何かしら納得してくれたみたい。

またお話ししましょう。