宝蔵門・・・あれ?

少しの間境内に入らなかったら、
提灯が増えている。

中央に赤い以前からの「小網町」の名のある提灯。
両脇に黒の…これは、灯籠っぽいなあ。
やはり築地からの寄付のよう。

景観…地下鉄ビル(雷門ビル)

浅草の戦前の建物が壊され新しいビルにとって替わっていく。
スクラップアンドビルドで致し方ないとはいえ…
古さが浅草のモダンだとも言わないけれど…

ちょっと寂しさもなくもない。

東京メトロ(旧営団)の浅草ビルは
白黒を基調のおとなしいビルに仕上がっている。

1、2階が窓が大きいところを見ると、テナントでも入れるのかな。

創業当時は全館レストランだったと聞くが、
戦後は、どうひいき目に見ても
朽ち果てそうな建物にしか見えなかった。

過去の姿は、モダンを地でいく「ビルヂング」だったのだろう。

僕の知る範囲では、以前はこうだった。

もっと以前は、

こうだった。
浅草十二階凌雲閣を思わせる(低いけれど)風貌を持たせ、
当時としては、上野の松坂屋が遠望できるほど目立つ
ハイカラな建物だったようだ。

そう考えると、
新デザインのビルは、何の変哲もない
機能美はあっても、息吹を関させてはくれないなあ。
残念ではある。

今の地下通路の工事終了後は、
このビルにエレベーターであがれるようになる。

こうなるのだそうだ。

バリアフリーを考え
膨れ上がる乗降客数を考えるとこうならざるを得ないのだろう。

今は、まだこうだけれど。

もうひとつ、
遊びも欲しいなあ。

二天門通り

二天門通り浅草寺に向かうこの参道は、戦後変化した。

特にこの通りは顕著なのではないだろうか。
都電の電停もこの入り口にあって乗降客に利していた。
戦時中に商店街全てに疎開命令が下り、
通りは一変したようだ。

二天門まで百数十メートルの参道ながら、
今は観光バスの常駐するような閑散とした通りとなってしまった。

昔は土産物屋が軒を並べ、参拝客の滞在を促していたであろうに。

最近の話題は、この通り右手に、新東京タワーが誘致されるはずだった。
残念ながら墨田区に譲りはしたものの再考が望まれる。

すずらん灯も時代を感じさせる。
若い人にはかえって新鮮に見えるかもしれない。

未だに参道入り口を示し続けているところが、
胸にキュンとくる。

柱部分に「昭和三十三年再建」とある。
僕が3歳の時に再建か…

この年に空襲で消失した、本堂が再建された。
それにあわせて再建されたのだろう。


人工石の表面のコンクリートは洗い剥がされ、
時の経過をしっかり伝えてくれる。

ややもすれば、気づかないで通り過ぎてしまうだろう。
この通りが、川岸から石畳で二天門まで整備されたらいい
プロムナードになるだろうに・・・

と思うのは僕だけではないだろう。

いつも空を見上げる

見上げてごらんーー夜のほーしを♪

空を見上げる癖がすっかり付きました。
夜の星は、残念ながら、ほとんど見えないので悲しい。

子供の頃は手に取るように見えた天の川も何もかも
霞の外だ。

比べて、昼間の空はいい。
吸い込まれそうな蒼に恐いくらいなときもある。

都会の中でもここは、自然真っ只中だもの。

ならば、
いっそ上下逆にしてみてみたらどうだろう。


が・・・


大海原?


が・・・


深海?

時々ひっくり返って見ると、世界も違ってきそうだ・・・

後ろ髪

6月と言うのに、
もう仏壇屋は、お盆一色になります。

東京は、7月がお盆月だから今月が準備の月。
じゃあ、8月は…

もちろん、お盆月。

だから東京の仏壇屋は、秋彼岸が終わるまで、ずっとこの調子が続くことになる。
しかも浅草の7月は、あさがお市も、ほおずき市も、花火大会もあって、
人の切れ目がなくなってしまう。

以前は、体力まかせに時間も構わず営業したけれど、
もう気持ち(もっぱら体力かもしれない)が続かなくなった。

店を、開けっ放しにするより、
職人仕事に切り替えてしまうほうを選ぶ。

でもねえ…
一年にこの日しか逢えない人があるかと思うと…

ついねえ…

後ろ髪を引かれつつシャッターを閉める。

まあ…その縁が、ネットで出逢えますように。

紫陽花

浅草の空にもしっかりと入道雲が。
夏の空をイメージさせられる。

もう・・・
5月なのに。

墨田の花火を近所で見かけたのをきっかけに
公園内の紫陽花園が気になっていたのだけれど、

これを機会に足を向けてみた。

案の定、紫陽花の花はいっせいに咲きそろっていた
これもちょっと早いような・・・

気もするのだけれど。

ただし、単純に感動した・・・

戦い終わって・・・

祭りの後の朝の空気は、独特のものがある。

祭りの多い浅草は、日が替わると、
どこ吹く風というほど、
昨日を引きずることはない。

けれど、
三社だけは、異なる。

地面から気が立ち上っているようにムンムンする。
人のエネルギーが残っているようだ。

ぽつんと持ち主を失って取り残されている。

わしゃあ、見ざる聞かざる言わざるじゃ。

本社神輿 

いよいよクライマックス。

本社神輿がお目見えすると祭りも最高潮を迎える。

バックヤードは大変である。

祭りの雨

久しぶりに飛行船。
空から映すのね。
上から神輿を見下ろすものじゃあないよ・・・

何たって神様じゃけんね。

子供山車が通ります。


かわいい時期。DNAに染み込みます。
うちの子もこうしていたんだけどなあ・・・
ちょっと前までは。

子供神輿が通り過ぎたとたん、
どっと落ちたる、春の雨粒
「ひょう」かと思うほどの痛いほどの雨粒。

竜神さんだー。

祭りの空気

今日も朝は、浅草寺をぐるり一周してきた。

今日からが本番とあって、まだ平常。
けれど、そこは祭り期間中。
非日常の空気が充満していた。

神輿の通過に備え提灯はすでに捲り上げられていた。

本社神輿の上に乗ったら来年は、本社神輿は、出さないとのお触れは果たして守られるだろうか。