四国番外札所はいろいろ出しますね~


四国番外二十箇所の片手念珠は定期的に仕事を頂くが胸飾はいつごろからだったか・・・

それほど難しくない作業なので、ご自分で制作されても良いと思うのだが、今度は腕輪もリリースされたようだ。こちらは目が疲れる。

何度も作らせてもらっているので慣れたものですが。


完成。

天竺菩提樹の腕輪

お客様から問い合わせがあったので、天竺菩提樹の腕輪になりそうな大玉を探してみた。

もともと大きなみかん玉に近い形状のものなのだが、それをあえて成形して丸玉に仕立てる(ということは小さくなる)わけで、みかん玉の方が巷には多く流通している。

最近は虫の発生しない種子のない玉もあって、管理するには楽だがべらぼうに高くなる。
何故なら、種子がないということは、種子を避けて皮の部分だけの肉厚のところで丸玉を作るからだ。表皮部分から10mm玉を取ろうとすれば最低でも全体が25~30mm以上の実でないと取れないということだろうから、しかもしっかり乾燥させてよく締まった硬い実にしないと。ということは手間も時間もかかってしまう。ということ。高くなるには高くなる理由があるということです。

以前は玉の形状もオーダーを聞いてくれたのだけど、最近は難しい。

俵のようなアールの緩やかな玉と、エッジの効いた少し尖った玉。いろんなところで自由が効かなくなってきたなぁと、ちょっと寂しくもある。

こうなりました。真珠のネックレス。

一歩手前がこう・・・でした。

さらに前がこう・・・でした。

さらに、最初はこう・・・でしたね。

こう見ていただけば、突き詰めて考えてみれば玉であれば(玉でなくても)、なんでも念珠らしくなれるということです。

だからこそ長く使えるか、形さえ出来ていればよいのか?と言うことが言えるのです。
今の時代、好き詰めて考えるなんて、流行らな~いなんて言われるかもしれません。
が、TONは、だからこそ、それが大事だと思うのです。
だって、僕らの仕事は、念珠創りなんですから。

最後がお嫁に行っちゃった・・・トホホ

最近の沈香の質の悪さには目を見張る。

以前なら端材で利用価値なしの烙印を押されてしまいそうな白い部材が堂々と我こそ沈香なりと大手をふってまかり通っている。

色の具合ではないと以前に書いたことがあるが、スカスカの白色という意味ではないのだ。
香りをどう放つかが重要だということなのだが。

だから、沈香は手に入らないわけではないのだが、入荷しない。
持たれた方が後悔するようなものは入手しても仕方ないとおもうから。

そんなら、日本や海外の御霊木や屋久杉の土埋木などのほうがよほどいい。

けど・・・
今日秘蔵っ子にしていた最後の一連がお嫁に行ってしまった。

さぁ、これから沈香どうしようかな・・・

軸糸の造作の比較

最近お客様から固くて嫌なのと、造り変えの依頼が入ることが少なくない。

何年か前から時々はあったのだが、これとして気にはしていなかった。
ただ、

「バネみたいな念珠だな・・・」というのが正直なところ。

男結びにしている結びそのものが解けるほどだし、何年使用しているのかわからないほど房は汚れているのに軸糸はビンビンなのだから。こんな不自然な念珠気持ちが落ち着かないな・・・

というのが正直なところ。

良いタイミングでちょうどお直しに入った機械編みの物の残糸を使って確認したら、まるきりの人権糸と判明。しかも機械編み。どうりで木玉だと穴ぐりが削れてしまうほど糸の方が勝る。

こうしてみると 
人絹糸使いの機械編みの軸糸
と一発でわかる。

一方・・・
 正絹糸使いの手加工の軸糸 だと反発することはないし、たなごころにそっと収まる。

どちらを使うかは自由だとは思うが、念珠ってなんなの?と思ってしまうのは考え過ぎか。

そんな思いのTONなのでありました。

セ-マンとドーマン

お星様ひとつ ♫

北朝鮮のマークではない・・・

ドロンパの星でもない・・・

五芒星なのである。

その証拠に裏はこうなっている。

極めり。。。

勾玉三種類

暫くぶりに作らせていただきました。

頭は忘れているけれど手は勝手に動くからね。
自動書記ならぬ自動編込み機なり。