水晶と組んでみました。

水晶平玉(天台八寸玉)と組み合わせました。

12mmを超える大きい玉であるし、ヘマタイトに似ているので重くて肩がこるんじゃないかしらと思いがちですが、チタンのように軽いので案外軽快です。
水晶だと4.3g/1玉 あるけれどこれは2.2g/1玉だから約半分の重さ。 

テラヘルツはパワーストーンの好きな方だとご存知かと思いますが、毎秒、テラ(兆)ヘルツ(振動)する鉱物で遠赤外線に近い波長を出すようです。


インスピレーションを高めるとも言われていますね。

自分で確かめてみますかね。。。

テラヘルツという鉱物

面白い玉が手に入った。

原石を山梨の職人が磨いてくれたものだがテラヘルツという人工石。

一秒間に一兆回の振動があるのでテラ(兆)ヘルツ(振動)ということで一種の電磁波のような物を出す素材のようだが、つまりはSiシリコンの塊なのだという。
塊の上に氷を乗せておくと氷が早く溶けるとか、健康に良いとか言われているがそんなことはわからない。

様々な研究者がいるようだが、超振動の素材として健康に良いとか考えるほど科学的バックボーンはないし、TONはオカルチックでもない。

豚に真珠と言いたいと思うが・・・店長はTONだからそれでいいのだ・・・

単に美しいから手に入れてみただけの話し。

チタンのように軽くて手にしていても石を手にする煩わしさを感じないところが良さそうだ。

片手念珠の使用なのだが、肌に触れる方がよいようなので、腕輪念珠の方がふさわしいのかもしれない。

ということは・・・

こういう親玉二天に使用する玉もそのままつないで腕輪にしたほうが面白そうだ。。。

こんな感じにね。

ということで、つなげてみたいと思います。

血赤の振り分け

血赤なんて書くと、分かる人にはわかるけど、珊瑚に関心のない方にはおどろおどろしい名称に感じるだろう。

滅多に見られなくなってしまったが、血赤の珊瑚だ。
あるところにはあるという話しだろう。
ネックレスをお預かりして、穴の開け直し並びに親玉や下がり玉などの不足分を補充して、振り分けを作らせていただいた。

穴の開け直しの職人は気が気じゃなかったろうと思う。現に最初は断られてしまったのだから。そうりゃそうでしょうね。自分でも多分そう応えると思う。

何度か頭を下げてようやく引き受けてくれた。

おかげで最近ではちょっとお目にかかれない逸品が完成した。

余り玉で作らせていただきました。

曹洞宗のオーダー

本連の念珠をおすすめする場合、福徳無限と言われる菩提樹となってしまって、つい他の素材をないがしろにしてしまう。

けれど、素材はいくらでもあって組み合わせや仕立て方法によって随分と個性が出せるものなのだ。

オーダーの話があって黒檀をということなので、かつ高級なものとなれば合わせる道具(親玉や天玉など)に目先は向かう。

しばらく制作していなかった素材に本翡翠があった。ランクはまだ多少選べるが、昔ほど安くはない。みどりの濃いものも手に入りづらい。
で、予算内に収まるようにと考えて、中の上くらいの本翡翠を選んで組み込んでみた。

結構気に入っている。

トラ琥珀の腕輪

以前、ある方からトラ琥珀の腕輪に興味をもたれて相談を受けたことがあった。

薄い平玉のトラ琥珀がお目見えしたばかりで、自分としては自信を持っておすすめすることはできなかった。なぜなら、圧縮して作られるトラ琥珀は酸に対して思いのほか弱い事を知っていたからだった。尖っているような形状の平玉だと、先端部分への汗の侵入は尋常ではないだろうなと思うところから、入荷はしたけど売らずじまいだった。

いいのか悪いのかわからないけれど、また平玉だ。しかも大平。
でも大平玉でも先端をこれだけ綺麗に丸めたものならば大丈夫だろうと思ってみたしだい。

ね!

ネックレス?

どうしてかなと思うほど、細い糸を使い念珠に仕立てる。
そう長く持つはずはないのに20年は使いました。とのこと。

大事に大事にされてきたんだろうなぁ・・・

なるほど、珊瑚の表面も何の荒れもなく昨日玉にしたようなツヤを持つ。

珊瑚は匁、つまり重さで取引されてきたから、「穴を大きくして重さを減らすことはしないのさ」と珊瑚職人に聞いたことがある。

それもそうだけど、ネックレスなどの宝飾品に使われるとき穴が大きいと玉が揃わなくて綺麗に見えないということで糸に合わせた玉穴径となるのだろう。

とにかく念珠にするには細すぎるのだが。

そんなこともあろうかと、ネックレス用の糸は手元に揃えている。
真珠のネックレスも直しますからね。

トルコ石

お直しでお預かり。

面白い石が入っている。

白とトルコブルーのツートンかぁ・・・・

なんのなんの。
元はこんな色合いだったのでしょう。

残念でした。
もともとはトルコ石と思われる石だったっていうこと。

でもこれは染めだったのですね。
ハウライトルコという石でしょうか。腕につけて汗の酸で色抜けしたというこおかな。

そんなことで手持ちのトルコ石を調べてみました。


割るしか手のないTONでした。

まぁ大丈夫かな・・・

今は染め技術も圧縮技術も格段の進歩を遂げてますからね。
(ちなみにラピスは、染めを調べる方法がありますけど・・・)

ご用心ご用心・・・・・

灯台下暗し

と言うより、医者の不養生と言うほうがふさわしいのかもしれない。

この沈香腕輪を付けだしてから、かれこれ20年は優に超す。

時々行方をくらますことはあっても、ずっとお付き合いしてくれている。
香りは相変わらずだ。

まじまじ見ると・・・・

「あれ?」

「まずいよこれじゃ」

ご覧のとおりボサの大きさに対して衣ゴムの太さがアンバランス。
ボサ穴にゴムがめり込んでしまっている。

いつボサが飛んでいってもしれない事態に陥っていて念珠くんもヒヤヒヤものだっただろう。。。

「お客様の念珠はあーだこーだと御託並べるのに自分のはどうなの?」

と、腕輪がそっとささやいた。

教えてくれたお礼に久しぶりに模様替えしましょうか。

極太ゴムはこんなに太さが違います。

ちょっと念珠に色気はないなと思いながらも、ちょっと色を足しまして、金茶のゴムとコンビニしました。少々若くなった感じです。

さぁできあがり!

沈香の大平玉で創りましたよ。

ついに組みました。

腕輪はやめました。

片手念珠の正絹紐の仕立てにしました。

良い玉だけ選んでみました。

まぁ・・・ね。
こんなに素材不足の時期にとは思いましたが、沈香という素材を後々に残しておくためにも仕方ないかなというところです。

ぎりぎり片手分の1セットが、なんとかできました。

本当のところは、天台の大平に組みたいのですがね。