天台宗の黒檀中平はごく一般的なのですが・・・
そこに沈香の道具を足してみました。
これだけで全く表情も玉の価値も変わっていまいます。
念珠というのはこれだからおもしろい。。。
特注での製作、試験的に創った念珠などなど。
天台宗の黒檀中平はごく一般的なのですが・・・
そこに沈香の道具を足してみました。
これだけで全く表情も玉の価値も変わっていまいます。
念珠というのはこれだからおもしろい。。。
お直しで糸替えをさせていただいた腕輪念珠なのだがよく見るとラピスの玉が俵のように楕円形に変化しているではないですか。
おーーー。
普通こうなるとケロイド状になるものなのだけれど、綺麗に削られているだけだったのだ。
そこでまた驚き。
夏は・・・夏ならではの独特の汗をかくのだろうか、夏を過ぎた頃、多孔性の素材はやはり注意が必要ですよ。
ラピスラズリー、孔雀石、珊瑚、蛍石などなど気をつけて乾拭きをしてあげたり大事にしてくださいね。
そうそう、あと琥珀もね。
紫外線の影響も受けるからでしょうか。アンバーは秋以降につけましょう。
あ、そうそう。UVカットの乳液を手につけたら多孔性の素材は手にしないでね。
夏はやはり水晶系でしょ。
腕輪念珠も使っているうちにちょっと物足りなく感じたりするもので・・・
いっぱい持っている方も同じことで・・・・
普通に仏事に使える念珠にならないかな?
なんて考えたりして。
夢をかなえさせていただきました。
紫水晶の腕輪念珠がベースです。
白水晶を足してデザイン化して・・・
これもまたよし。
いいですね。
久しぶりに曹洞宗の念珠らしい念珠を作らせてもらいました。
曹洞宗で使っていただく半繰(54玉の念珠)。
素挽きの黒檀です。
使い込んでいくと光り出してしまうけど、手つかずのときは木地そのものの素朴さが満点です。
いい具合にあがりました。
近寄るとますます実感でしょ。
また18金の腕輪念珠をオーダーいただいた。
地金が貴金属の場合は意外に見過ごされやすいのですが、玉を作る加工費用というのが意外にかかる。金の位牌もそうなのだが、単純に地金相場のようなわけには行かない。
真円にする技術は難しいということを理解していただきたい。
久しぶりにトルマリンを挟み込んでの制作です。
あの大狂乱のようなトルマリンブームはどこに消えたのでしょう。。。
10mm玉のトルマリンも今じゃ普通に流通していますけど、人気が出ると釣り上げるお方がいるようで、全く手に入らなかったのが嘘のようです。
今どきは伽羅が流通することも難しいし、まして伽羅の木(ボクと呼びます)を切って玉に仕立てるなんて奇特な材料屋さんはちょっと見当たらない。
何せ1gが3万も4万もするような時期です。
玉に磨る過程で粉砕される木片、切り屑はすべて回収するとしても、物理的に100%回収は現実問題として無理。目減りする量がもったいない。
切ってみないと木の中がどうなっているかわからない。
外側は素晴らしい姿かたちであっても空洞が多かったり、香りの質が違っていたり・・・
空気に触れれば酸化が始まるわけで香りに変化が生じてくる。
そんなら、木の姿のままに状態にしておいたほうが良いということになりかねないのだ。
だから念珠玉が欲しくても作れない。
が、現状なのだ。
たまたま玉屋が保存していた材料が日の目を見た。
それがこの一本なので最近のものとは比べられない玉の凄みがある。
古い念珠にはよくある一つ房。
一見すると不可思議な形なのだけれど、しばらく見ているとこれもありかな。
だってデザイン的にスッキリしているし、軸紐組や房の左右のバランスを気にすることもないし・・・
あっという間に出来ちゃう。し。
あれ?これって手抜きじゃないの・・・・・
結晶オパール(人工)のブレス念珠です。
廉価版なのであえて天然とは一線をひいてカラーストーンにしていますが、高級なクレサンベールを使うとまったくと言って良いほど天然と見分けがつきません。
念珠屋の範疇が最近わからなくなってきました・・・
ルビーもダイヤも扱うし・・・
最高のものを仏様のために使用することは可なのでありますから、区分けなど考える必要は本来必要ないのだろうとも思うのですが・・・