天竺菩提樹の縞黒檀仕立

天竺菩提樹のみかん大玉に黒檀の道具をつけて三色組みにしてあります。
全体が淡い色なので、少し締まって見えるようにしたいと思いますが・・・・

ひもを替えます。


三本あるうちの1本だけ干物色を替えただけですが、全体のイメージはしまって見えます。

改装二点

切子水晶を親に追加。

黄水晶100面を親に追加。

ハート&ハートの特注。

ルチル二点

ルチルと言いましてもこれだけ石には差があります。

透明度、ルチル(貫入物)の量と輝度などなどです。

小さく見えまーす

大平天台に使う水晶玉を用いて製作です。


すごい存在感です。

こうして比べると、TONの普段からつけている緑檀の平腕輪が決して小さいわけではないんですけどね・・・・

切れる

念珠の糸切れの原因になるのは、穴繰りの研磨不足は論外のこととして、天玉や親玉の口、特に石を使用している場合はとても顕著に切れますことが多いように感じます。


中糸が痩せ始めて、毛羽立ってきてせん断されます。

ね。

ストラップ作り

穴のあいた玉ならば、ストラップに簡単に変します。

勾玉もね。

暇を見つけては、紐をいじくりながら練習しているTONなのです。( ´艸`)ムププ

羅漢彫り


桃の種に羅漢彫り


羅漢彫りとしては、上物になります。


一見すると、彫り玉には見えません。

けれど・・・・

凸っているところは全て羅漢さんが彫り込まれています。
実に精密な彫りこみです。

ちょっとちょっとちょっと・・・・・・

浄土宗のお念珠のお直しを承る。
宗派念珠なので、日本国内での調整だろうと思い、浅草寺にお参りに行かれる間に簡単に直せると踏んだ。

いざ取り組んでみると・・・

ん?

ご存知とは思うけれど浄土宗の念珠は輪っかが二つつながっているようなスタイルを取る。
一方には40玉。一方には27玉+小さい間玉の構成になる。

普通ならば、女性用の片手に使用する中糸が十分余裕で通る。
いや通らなければいけないのだ。
が、通らない。それでもきつめながら通し終えた。
うちで使用する最細の糸が一本通っていた。

さて、27玉の方に取り掛かる。仕方ない一番細い糸を使用してみる。
あれ?
切ってみると、元々通っていた中糸が更に細い。

えーー左右で糸が違うの???

そうなんです。こんなことあるの。
間玉に使う5mm玉には1mm弱の穴しか開いていないことがわかった。
ネックレス用の玉。

う~~~ん。唸ってしまう。

日本人の職人にしてこんな創りをするか・・・
しかも有名デパートで買われたと聞く。

作業していてなんだか情けなくなる。
念珠の玉は、宝飾用の倍手がかかるのだ。何度も穴を開けなおす。時間がかかる。手が込んだぶんどうしても価格は高くなる。けれどそうしなければ永く使っていただくお客様の期待に応えられなくなる。だから見えない部分に手間がかかるのだ。