天邪鬼

ものの値段が下がっているのは、それなりに意味がある。

生産地を変えたり、加工する手を海外に求めたり、原料を価格に見合うものに変えたり。
方法手段は、千差万別。

だけれども本当によいものは、それなりの苦労をして製作している。

見えない部分に人一倍労力を惜しまずに。

念珠だけに限っていえば磨きをかけている。使う人のためを思って工作している。将来修理する時のためを思って製作している。使い捨てと思う方には無駄な努力に見えるかもしれないけれど・・・ね。

でも巡り巡って自分のところに還ってくると思うから手を抜くことができないだけ。

形になっていればよい。安ければよいという風潮に染まれば染まるほど燃えてきちゃうのがTONなのであります。

本当にわかってくれる人に見てもらいたい。知ってもらいたい。

そんな思いに突き動かされてしまう。


378,000円也 

こんなに違う

バラ貴石の本連ですが、長いお念珠はつい擦ってしまいます。

右は未使用。
左は使用後のメンテナンス時。
これだけ表面から輝きが消えます。

硬度のある石でも同じこと。
擦ることが多いようならば、できたら木質の念珠がいいなだけどな・・・・
天竺とか星月の菩提樹。

蛍石のような玉だったら、形すら変わってしまいますから。