常識と非常識

う~~ん。驚いた。

親玉にボサをつけて、あとは編むだけなのだが・・・・

あれ。ボサがあっち向いてしまう。

あれ?あれ?

ふと見ると、穴がT字になっていない。

いくらやっても、うまくいくわけないや。

穴は真っ直ぐ開いているのが当然のこと。当たり前と思ってしまうことがいけないのか。。。。

紅水晶2点


紅水晶のピンクはルビー玉との相性がいい。


紫水晶も同系色つながりで、ちょっと大人の雰囲気。

何れもオーダー

試行錯誤

「さあ作りますかね」と取り掛かった製作ですが・・・・

正絹紐の五色仕立てにということでのご注文。

といっても玉は持ち込みなので、自前の玉とは勝手が違う。

最近一般の方も玉を入手することができるようになりましたので、玉の持ち込みは格段に増えました。が、念珠用の玉ではないものは玉穴が小さいのです。

ネックレス用は1mm穴未満が主で念珠用は1.8mm以上。真芯に穴は開いていないと、穴の大きさのばらつきは絶対あってはいけないのです。

この差は、念珠として玉繰りのし安さや、中糸の切れにつながります。1mm穴なら短時間であけられるものを数倍の労力で開けるのですから価格にも反映します。

念珠玉の加工は見えないところに丁寧さが求められます。

いったん紐を二本、何とか通しましたが・・・・

正絹紐は疲れ果ててヨレヨレ。。。。

で、イレギュラーの方法で

下がりを一旦組み上げました。
が・・・・

玉の置き型が違うと言うことでやり直し。

そして。。。。
カンセーイ!

全て完成

関係筋のお客様には大変ご心配いただきましたが、ようやく全て終了しました。

片手念珠が5本。
残り玉は、ストラップに仕立ててみました。

ストラップは、同じ組み合わせはひとつもありません(^^

使っていただくことで、ご供養になると信じてこれにて終了。

ちなみに始めの表情はこんな状態でした。

やむを得ず、いったん寺院清掃していたときの特殊薬剤入りの水で洗浄し、塩、砂、油の剥離から・・・


こうして・・・


こうして・・・


こうなりました。

作業中

全く気づかず。
紐を締め終えてから。。。。

あれ?指がごわごわする。と思ったら、指の皮がむけてました。


全然痛くなかったから、気づきもしませんでした。
冬場乾燥している時は、念珠仕立のあかぎれはしょっちゅうなのですが・・・・
集中しているから、気づかないんですよね。

天竺大平腕輪

天竺菩提樹の大平腕輪
水晶仕立になっています。
親玉は、18mmを使用。

大平玉と普通の平玉腕輪との比較です。

ブルークォーツ2点

ブルークォーツ二点です。

平玉ですが天台の鋭角部分は丸めています。


108玉平腕輪です。

これからの季節にピタリでしょうか。