第一段階完了

まずは3本完成しました。

あと二本とバラ玉のストラップ化。

始めはこうでした。


木玉には酷な方法ではありましたが、思いっきり洗いました。
塩分と砂はこうするしか方法ありません。


洗っても洗っても取りきれない油脂分。
もう根気との勝負。


ここまできれいになりました。

弱った玉に擦り漆の手法で木肌を落ち着かせます。

何とか製作できる玉に落ち着きました。

持ち主の方は篤信のある方だったのでしょう。
2尺4寸もある金剛菩提樹原実の装束念珠。
津波に流されもしないで、とどまっていたのですね・・・・

房はさすがにお焚き上げするしかないでしょうが、海水と油にまみれた玉部分はなんとか救出したいと思いました。
大切なご遺品ですから、ご遺族の方に使用してもらうのが一番のご供養だし、お守りになることと信じています。

残りのバラ玉14玉は、ストラップにしようと考えています。

完成は近し

多くの方から心配していただいた被災地からの念珠も最終段階に入りました。

最初の状態をご存知の方には、まず驚かれるようです。
とにかく一生懸命ご奉仕させていただきました。(^^

焼けた玉もあって、それはさすがに使えませんが、ご遺族の方に引き渡して、ご仏前でお使いいただくのが何よりの供養だと信じて、普通に使っていただけるようにと手を入れてきました。

あとは編みこんで房をつけて終了です。

余った玉は考えがTONにあるので100%製作です。(^^

改装

108玉本連形式の半装束腕輪を下がり付きにしていよいよ正式のミニ寸とというオーダーであります。

パーツはそろいました。
後は組むだけです。
シリコンゴムでは様にならないので絹ゴムの白で組みました。

以上でした。(^^

オーダー念珠各種

子供用腕輪念珠

クリソメノーに人工結晶ルビー
反対色でルビーが際立ちます。

天然ルビー

これくらいの発色ができるのだったら上の念珠に組み込んだ、人工結晶のルビーは作らなかったかもしれません。

人工結晶ルビーはうちのオリジナルです。

念珠屋ルートで流通している天然のルビーは、黒ずんで見れたものではないのです。
これだけ透明感があればね。価格は人工結晶の2.5倍しますね・・・・

メノーの切子に紫水晶。

本翡翠(ビルマ)に24k玉。

宝石の部類に入る本翡翠で製作です。
24kも柔らかいので厚肉の玉を使用。
60万しますが、この玉は手に入りません。

託す

被災され、潰れ流れた我家から辛うじて残された(遺された)金剛菩提樹の念珠が見つかった。


見ると持ち主だった方の篤信さを思わずにはいられない、そういう雰囲気を醸す。

ご遺族はどんな想いで見つけられたのだろう。

そしてどんな想いで僕に託してくれたのだろう。

気持ちがこみ上げてくるのを抑えるのも切ない。

一粒たりともむだにできない。

何を創ろうか

既存の腕輪では大きくて念珠が落ちちゃうという方の念珠。
玉を三玉抜くことに決定。
で、その三玉、もったいないのでストラップに。

ということで作業開始。

玉があれば何かできる。

時間さえあれば、10分もあればその場で製作して上げれるのに・・・
時間があればこんなことばかりやっているから、弱に時間がいくらあっても足りないの・・・

わかっちゃいるけど、止められない・・・の。
やってみたい組紐も結びも山とある。

サファイア

ルビーはすでに製作済み。

今度は、さファイヤに挑戦中。

サファイアの色を確認したくて、カット玉を取り寄せた。

透明感があって、思ったよりいい。と思う。

どこまでできるかなぁ・・・・

素挽黒檀ラピス仕立


黒檀。。。というか、木の製品は素挽のものが増えました。

以前は通夜をかけてしまうのが主流でしたが、成形したままのとは言ってもバフで磨きますが、ニスを塗ったものとは全く異なります。

木の素材感がいいと見直されてきたのでしょう。

これもそのひとつ。
オーダーですが、しっとり感が何ともいえません。

それにこのラピスは一生ものでしょう。