椎朱。かなり入手が困難になってしまいました。
後継者不足・・・
大きな原因のひとつです。
会津から材料の支給を受けての製作になるのですが・・・・
伝統産業を使って製作する念珠は、本腰を入れて産業保護に回らないといけないんだと思わされます。
特注での製作、試験的に創った念珠などなど。
椎朱。かなり入手が困難になってしまいました。
後継者不足・・・
大きな原因のひとつです。
会津から材料の支給を受けての製作になるのですが・・・・
伝統産業を使って製作する念珠は、本腰を入れて産業保護に回らないといけないんだと思わされます。
なんでこんなに安いの?と思うほど安価。
グリーンクォーツ大玉ながらみかん玉。
これで24,000円ですもん・・・・
紫水晶は、ピシッと締まるし、
バラ貴石を挟むと柔らかくてどちらもいいですね。
四国巡礼の別格20番札所で配布される玉を集めてのお念珠仕立。
結願すると親玉に同梱されている紐で縛るだけの念珠ではあまりも情けない。
ということでこうして仕立に出される方々も結構多いのです。
この念珠はさらに房も全て特注でした。
紫紺に金ラメを配置する正絹房。
さすがにTONはここまで自作しませんが・・・
(いや・・・やれと言うならやりますよ(^^;;)
こんな感じになりました。
108玉の本連仕様での腕輪はだいぶ前から製作はしているのですが、あまり表立って販売はしてきませんでした。
自分がしていいと思うものしか販売に至ってなかったこともあります。
最近この需要がふえてきています。
ということで、これは真言仕立の柘腕輪。
下りもちゃんと付いています。当たり前ですが・・・
腕輪と考えず、6寸(通常念珠は最小が8寸までです)の本連の念珠と考えることができますね。
ただ、中糸がゴム糸というだけです。
と言うことは・・・・
いざと言う時はこれで充分用をたせるということでしょうか。
念珠を作っていると、イメージがどんどん膨らんでいって、完成品もいろいろ派生していく。
これもそのひとつ。
お得意さんのNさんのご依頼で、仏教の経典にある七宝にそって作れないものかとのこと。
ただし・・・その場でイメージを膨らましつつ手が勝手に作るのを自分で傍観している。
誕生石入りでもある
こちらは暮れに製作した七宝ストラップ。
まあ・・・
似たようなものと言えば似たようなものだけど・・・
瓢箪を下げ手入るみたいでしょ(^^;
もともと念珠の職人なのだから朝飯前の仕事ではありますが・・・
素材がなくて急ぎのときは完成品を改装します。
忍びない気持ちもあるにはありますが・・・(^^
これは黒檀の玉で素引きにトラメ仕立。
人気の組み合わせなのです。
急いでいるうえにちょうど玉がなくて完成品を改装しました。
浄土真宗や禅宗の男性持ちのお念珠は正式には紐房です。
正絹紐房の色も50種類以上あるので組み合わせや編み方によって随分バリエーション豊かです。
さ、完成。
楽しいですよ。
中糸はテグスを使う海外のもの。
ボサがぐらつくわけで、見えなくなる部分はノー加工。
右は、元々付いていたボサ。親玉との当たり部分がまっ平。
局面と平面だものぐらつくのは当然。
左は、通常の念珠のパーツ。こちらに取り替える。
親玉のカーブに近いアールで中グリしている。
この加工ひとつで単価はすこぶる変わる。それを嫌ってなのか、もともとそんな技術がなくて、やらないのか・・・
ついでに玉穴の面取りも確認。
やっぱり、角をなめていない。
直しても糸切れは時間の問題だろう。
これなら定番化してもいいですねぇ。