駒数を減らしてベリルを挟み込むようにしました。
特注での製作、試験的に創った念珠などなど。
駒数を減らしてベリルを挟み込むようにしました。
これから念珠に直します。
ずいぶんと古い水晶玉。
紐仕立てでリニューアル。
金、銀、瑠璃、ハリ、蝦蛄、瑪瑙、珊瑚の七宝で製作した尺3真言念珠。
直しで持ち込まれたものだけれど、中糸の状況がよくわかって面白い。
金銀の部分は、案の定糸が真っ黒になるがほつれはない。
切れる原因を作ったのは水晶部分。
玉の加工の問題や使い手のくせや玉の配置の問題などもあるので一概に言えないのだけれど、水晶という素材は一般的素材だし簡単に入手できる素材だけれどなかなか奥が深くて扱い方も難しい素材と言えなくもない。
持ち込まれたトルマリンブレス。
3Aグレードの7.4mmものとAグレードの7.1mm
最近は7mm以上の玉でスカッとしたものはなかなか見当たらないしあってもバカ高い。
うちでもついにトルマリンだけのページはなくなく閉鎖してしまったのだ(もちろん数は少ないけれどちゃぁんと持っていますよ)けれど、いい玉を見ると・・・やはりいい。
ただ、微妙に大きさが違うのをどう処理しようかと思う。
で、考えあぐねて、こうなりました。
あまり大きさの違いは目立たないと思うのですが。
中ゴムが赤色のものが通っていたのですが、白を通すとトルマリンらしい清々しさが表現されます。
こういうシースルーの多色の玉にはかえって、白の方が石の清さが引き出される気がする。
さてこれから梵天房の取り付け。
正絹でも人絹でも始めのうちはわからない。
最近の人絹房は、とてもよくできているから手触りの良さからあまり気にしない。
でも・・・・
雨にあたったり使い込んでいくうち化けの皮がはがれる。
水のあたった方はどんどん縮みだす。
手触りがこわくなる。
形が崩れる。
そして、
最期はこうなっちゃうのです。
だからと言って人絹房が悪いと言うのではないのです。
あくまでも使いようだというお話しなのです。
悪戦苦闘のわりには出来てしまうとその跡は見られないのだけれど・・・
糸の処理に思案・・・
房玉の下でバッサリ切ってしまえば簡単なのだ。そうしようかと思ったのだけれど、チャイナの数珠モドキみたいでどうかと思い、まためんどくさいことに手を染めつつある・・・
真宗念珠の下がりの応用で房処理をしてみたのだが・・・。
こっちのほうがいいかなあ・・・
施主さんは待っているというのに・・・