人絹房の最期

正絹でも人絹でも始めのうちはわからない。

最近の人絹房は、とてもよくできているから手触りの良さからあまり気にしない。

でも・・・・
雨にあたったり使い込んでいくうち化けの皮がはがれる。
水のあたった方はどんどん縮みだす。
手触りがこわくなる。
形が崩れる。

そして、
最期はこうなっちゃうのです。

だからと言って人絹房が悪いと言うのではないのです。
あくまでも使いようだというお話しなのです。

創り手の試案の思案

悪戦苦闘のわりには出来てしまうとその跡は見られないのだけれど・・・

糸の処理に思案・・・

房玉の下でバッサリ切ってしまえば簡単なのだ。そうしようかと思ったのだけれど、チャイナの数珠モドキみたいでどうかと思い、まためんどくさいことに手を染めつつある・・・

真宗念珠の下がりの応用で房処理をしてみたのだが・・・。
こっちのほうがいいかなあ・・・

施主さんは待っているというのに・・・

黄水晶切子

レモンイエローにも様々なイエローがあるものだ。
レモンイエローというより、八朔+イエローと言う感じ。
ちょっと重量感のある色合いだ。こと・・・

オーロラ水晶切子との組み合わせ

も、おもしろい。

蒸着した部分は、どうしても隣の玉との磨耗で取れてしまうと思うのだけれど、
その辺りのことは割り切っていただければ、蒸着した玉は面白い雰囲気を醸し出します。

平玉腕輪

トラメの中平玉と九寸天台平玉腕輪

茶水晶の中平玉と八寸天台平玉腕輪

丸玉だけど青トラメ大玉腕輪

味わいのある・・・

ずいぶん昔のハリの親玉だ。

ハリ・・・つまり玻璃・・・もともとは天然ガラスを指した言葉。

そのハリの親玉、ここにきて全く手に入らなくなった。
こう見えても、一つ一つ吹いて作る手工品。

何処にもある後継者の問題で、ついに終了してしまった。
ハリ仕立てなんて安い念珠の代名詞のように使われて久しいが、これが案外見逃されてきたことなのだ。

いまさらながらだが、じっくり観察していると、一つ一つ実に興味深いことがわかる。

とくにこんな古いハリになると穴の形状も躯体本体のガラスが流れているさま(流紋)も面白い。

「水晶仕立てにしようか?」と相談された時、今はランクを考えなければ,水晶なんていくらでも作れる時代。
この趣きさを惜しむ気持ちが先立って、そのままのパーツを用いてお使いになることをお勧めした。

案外見落としている美はこうしてあちこちにあるのかもしれないと改めて思わされた。

洗濯

仏壇の匂いが移ってしまっているので、まず大掃除。

特殊潜在と超音波洗浄で繰り返し洗います。
木の実でなくて良かった・・・

で、一玉ずつ糸穴にたまった匂いの元を掻き出してっと・・・

こんなに汚れています。

で、製作に入りますが、それは後ほど。

曹洞宗半繰

かなり古いものだけど、趣きがあり直して使っていただきたいなあ。
と言うことでお預かりしました。