味わいのある・・・

ずいぶん昔のハリの親玉だ。

ハリ・・・つまり玻璃・・・もともとは天然ガラスを指した言葉。

そのハリの親玉、ここにきて全く手に入らなくなった。
こう見えても、一つ一つ吹いて作る手工品。

何処にもある後継者の問題で、ついに終了してしまった。
ハリ仕立てなんて安い念珠の代名詞のように使われて久しいが、これが案外見逃されてきたことなのだ。

いまさらながらだが、じっくり観察していると、一つ一つ実に興味深いことがわかる。

とくにこんな古いハリになると穴の形状も躯体本体のガラスが流れているさま(流紋)も面白い。

「水晶仕立てにしようか?」と相談された時、今はランクを考えなければ,水晶なんていくらでも作れる時代。
この趣きさを惜しむ気持ちが先立って、そのままのパーツを用いてお使いになることをお勧めした。

案外見落としている美はこうしてあちこちにあるのかもしれないと改めて思わされた。

洗濯

仏壇の匂いが移ってしまっているので、まず大掃除。

特殊潜在と超音波洗浄で繰り返し洗います。
木の実でなくて良かった・・・

で、一玉ずつ糸穴にたまった匂いの元を掻き出してっと・・・

こんなに汚れています。

で、製作に入りますが、それは後ほど。

曹洞宗半繰

かなり古いものだけど、趣きがあり直して使っていただきたいなあ。
と言うことでお預かりしました。

黒檀素挽腕輪

不思議と言えば不思議。
そうじゃないと思えばそうじゃない。

元旦から目の前に置いてどなたか来ないかな・・・と思っていたら
お得意様から電話で「黒檀の素挽で10mmなあい」と問い合わせ。

はい。目の前にあります。

そういうものなんだ。

上人の念珠

日蓮上人が比叡山を降りられたころは、まだ数取りの20玉はついてはいなかった。
原型を作りたいとのご要望で、引き取り念珠のような長い下り部分を編込み、切房で製作させていただいた。

どれほど長いかおわかりいただけるだろうか。

いつもしっかりした房を使っているだけに、こうした編糸を利用した切房は、さらさらとしていて気持ちが良い。

オーダー品

オニキス14mm玉を使用しての仕立。
16mmの親玉に般若心経を彫りました。
14mmの心経彫りは常備していますが、若干てこずりました。

カーネリアンを使用しての仕立。
天然玉がなかなかなくて、思わぬところでてこずりました。

演出効果


紫水晶とトルマリンのコンビも多色が混じると何処となくくすんで見えてしまう。

水晶を混ぜたらとアドバイスされてみると

バランスが軽くなったぶん軽快さを感じる。

試作三点

伝統的な浄土宗に使用する玉を使用。
800年前からの組み合わせなのに今に通じる造詣には、何ともおもしろい。

水晶平切子とのマッチング。
紫が引き立つ感じ。

トルマリン平玉とのマッチング。
ピンクトルマリンだけを使うよりも味わいがあるかもしれない。