こういう教本もあるのです。
聴くのは気持ちよいけれど、覚えるのは大変そうです・・・・
こういう教本もあるのです。
聴くのは気持ちよいけれど、覚えるのは大変そうです・・・・
梵字曼荼羅を手書きしていただいた。
お客様のご要望で、経典には金襴や緞子(ドンス)をかけることができます。
お持込みの経典でも可能です。(職人さんには申し訳ないですけど(^^;)
黒や朱赤の紙表紙と比べると全く見違えてしまいます。
大般若理趣分の練習用も金襴をのせると、本番用と全く遜色がないです。
お預かりした銘木を職人に挽かせて錫杖柄を成形しました。
お客様に一時返し擦り漆をかけまた手元に戻ってきました。
で、最終仕上げとして石突と錫杖本体を取り付けることとなる訳です。
なにせ硬い。
成形時も職人が泣いた代物。
床柱にしようとするほどの緻密な木を使用しただけに欅を削ぐような訳にはいかなかったのでした。
まず石突。
石突の内径ピッタリに作ったはずなのだが、漆がかかったぶん太ってしまったようです。
グラインダーがあればサーっと撫でてしまえばよいのだけれど、なにせ旧態依然の手作業のためこれ一本です。
終了間近。
錫杖の取り付けも手作業。
錫杖の内側は、芯が取れてない場合があるので、規格品のように一律ではいかないのです。
微妙な金属の肉厚の厚薄を確認しながら芯を取りながら削ります。
で、終了。
さてなんでしょうか・・・・
どうしてこう雑な仕事をするのだろう。
錫杖本体の取替えのためお預かりし、作業をすると案の定。
錫杖がガタガタするので予想してはいたのですが、やっぱりと言う感じ。
本体がよく今まですっ飛ばなかったものと思うばかりです。
新しい錫杖本体を取り付けるために、削り直します。
錫杖は、一本一本わずかながら形状が異なります。鋳揚がったあとのバリも完全に取れるわけではないので、それこそ凸凹をあわせながら削らないと、特に黒檀などの唐木物の柄だと、木が遊んでくれませんから内法どおりきっちり寸分たがわずに調整しないといけません。
錫杖の内法に沿って1mmの狂いも生じないよう注意深く削ります。
右は取り付ける新たな錫杖です。焼き入れしてあるのでいい音です。
さて、終了です。
今度は、がたつきゼロ。
もう木が折れない限り大丈夫です。
法律が改正されてライターの扱いに苦慮している。
なんといってもライターの着火に恐ろしいほどの力が必要となった。
販売する側も恐縮のし通しなのだ。
お年寄りの方にはどうやっても着火できない代物を店頭に並べるわけにいかない。
100円ライターは、店頭から消えた。
そこでマッチの復権となってきたようである。
家の中ならマッチで充分ライターの代替になる(ちょっとおかしな話だけれど・・・)。
風の吹くお墓参りでお線香に火を付けやすいように工夫されて一時は飛ぶように売れていた風防ライターも、風前の灯となっている。
そこで、墓前で使ってもらえればと探したのが、このライター。
普通のライターの火ではこのとおり。
火力が弱くて炭を起こすのに時間のかかること。
で、このミニバーナーです。
1200℃の火力であっという間に炭もおきます。
ガスの充填式なので、スイッチは楽に押せます。
小の大きさになりましょうか。
カヤ材で製作した五鈷杵
丁寧に彫られています。
忘れがちになるのだけれど・・・・
うち・・・
仏壇屋です。
江戸指物の流れを汲む東京仏壇が好きで仏壇屋をはじえたTONですので、やっぱり主力は今でも東京の職人が一人で作る東京仏壇。
このマークが証しのひとつではあるけれど、全体に感じるぬくもりが東京仏壇の特徴。
好きなんだ。。
錫杖本体を杖に取り付けます。
以前は、職人に出して取り付けましたが、修理で外してみたところ、あまりにも手抜きの取り付けであったことを知って愕然となりました。
為、その日以降は、自分で取り付けることにしました。
さあ。出来上がりました。
ガタのある錫杖を気にせず振っていませんか。
差込の首部分が折れますよ。