なんでもやります

今日は錫杖造り・・・といっても取り付けですが。

でもこれって以外に手間がかかるのです。
そして見えなくなる部分だけに、粗雑な仕事が多いのも事実。

錫杖部分の取替えを請けて、本体を柄から引き抜いたとき、納得の行く仕事だったのを見たことは一度もないのですから。

大体が荒削りで細く削りすぎ。
細くなってしまっているものだから、本体と柄の間に間隙ができて、これがゆるみの原因を作っていることが多いのです。

始めはこれだけ本体と取り付ける柄には太さの違いがあります。

これを削っていって、錫杖本体に合う大きさにしていくわけです。

これだけ細くなりました。

目釘を差して

出っ張った釘を切り落として

はい。終了。

修復

かなり薄手のお猪口です。
金継ぎをします。

接合寸法61mm(本体部分)+21mm(割れパーツどうし)=82mm(合計寸法)
となります。