矢先稲荷

近くにあっても意外に行けないところは、どういうものか縁がない。

こちらもその一つ。
池波正太郎の剣客商売の秋山大二郎の道場がある神社裏がここ矢先神社。
どこだったかなあといつも頭の中にはありながらついぞそのために出かけはしなかった。

区役所の帰り道、偶然にも出逢った。

残念ながら、空襲で被害のあった下町にありがちに、コンクリート造りの社殿で見るべくものはないのだが、脈々と祈りが伝えられてきたことは、胸に響くものがある。頭を自然と下げさせられる。

浅草にも三十三間堂があったしそこで通し矢が行なわれていたことを知る人は以外に少ない。

いつもながら、もっとメジャーにならないものかとついぞ思う。

浅草寺暮れ

浅草寺に行く時は、早朝か夕暮れかが一番いい。

朝は、白い息をしながら開門を待つ篤信者の姿がいい・・・
夕暮れは伽藍に照りかえるお日様の色合いが美しい・・・

だからつい・・・

長居をしてしまう。

僕が写真を撮っているとガイジンの女性が横に来て、私を撮ってと自分のカメラを渡された。日本人だから持ち逃げすることもないだろうと安心してのことか、伽藍の美しさに心動かされたかしたのだろう。

銀杏岡八幡神社

浅草橋にはしょっちゅう出かけるのに、じっくりここに参拝してことがなかった。

東京とくにこの辺りは、江戸時代に全国の大名の下屋敷が多くあったことで、国許の氏神様を勧請して神社だけ残ったということも多い場所でもある。
調べると興味は尽きない。

さてここはどうなのだろう・・・

鳩のおでむかえ

大森まで足を延ばす。
20年近く前に納品させていただいたお客様からのSOSで、引き出しの飾りが取れちゃったとのこと。

確かあのあたりは車は入りにくいかと躊躇して電車で出かける。

大森の駅前に小さな社。
急な石段に駅前の神社に思えない素朴さを感じる。

少し足を踏み出すと、鳩が二羽、つがいかな・・・
下をじっと見て動こうともしない。

手招きしているようにも感じた。(羽で手招き?って・・・)

月初めは

遊就館にて「神風」をテーマに特別展示を行なっていました。
昇殿参拝が終ってから覗いてみた。
実は二度目。

特攻隊のブースは別室にきちんと展示されているが今回の特別展は、神風の原点である「元寇」がテーマなのである。
鎌倉時代世界を支配していた大国元の侵略、日本の国難に対していかに闘ったかを改めて教えられた。

今は精神的、情報的渦中の国難の日本だもの・・・
教授される部分は多いと思った。

8月1日

携帯のカメラではこの程度しかディティールが表現できません。
が、現実は空想をはるかに凌駕します。

榴弾砲の硬い躯体をすらえぐる凄まじさの中に、生身の人間がさらされていたと思うと、こちらの身が痛くなる感覚を覚えます。
物も言わない戦争遺品が雄弁に諄々と説明してくれます。

十五糎(センチ)榴弾砲と向こう側はカノン砲。


平和な国だね時代だね・・・わが日本・・・

駒形堂

いつも朝ジョグの終点地にしている駒形堂。地元では、「こまがたどう」と発音しないで、「こまんどう」と呼びます。」

で、手水ができるように水場を建築中。

通りかかったのが百年目。
現場の職人さんにあれやこれやと、根掘り葉掘り聞きまくった次第です。

その間手を止めさせて・・・

丁寧に答えてくれました。
エライぞ職人!ってぇ心の中で手を合わせたTONでした。

久しぶりに

靖国神社に行けました。

梅雨の気候がおっと押し寄せている最中。
じっとしていても汗が背中を伝う、不快指数100%の中、靖国の坂は修行坂となりました。

九段下駅から大鳥居までの歩道は、来社しない間にすっかりきれいになって見違えるほどになりました。

心配していた銀杏の足元もすっかりきれいに整備されていました。
きれい過ぎるくらいに・・・

行きがけには気づかなかったのだけれど・・・
ちょっとまて。

こんなに根を切っちゃって大丈夫なの?
しかも歩道のレベルとスペースに合わせるために・・・

過去に大木が根こそぎ強風で倒れたのも見たばかりだし・・・

人間の都合に合わせて植物をどこまで合わせたらいいのかな・・・

いつまでも心配が耐えません・・・

靖国神社の資料館、遊就館では
「神風」という企画展を行っていました。
http://www.yasukuni.jp/~yusyukan/news/news_detail.php?article_id=0055

もちろん見逃すことはできません。

終身会員になっているので入館は無料。
此処は訪れるたびに何かしら教えられるのです。

「神風」と言っても特攻を中心にした展示ではなく、元寇の時代の資料展だったのでありました。遊就館をご存知なかたには話しが早いのですが、特別展を行う場所は、広い館内を一通り回ってこないと観られない最期のコーナーに位置します。

最近増えてきた若者や外人客の合間を縫うように歩き回り、目的の場所にまっすぐ・・・

・・・とはいかないのです。
素通りできるわけがないのであります。

目的の企画展の行っている最終コーナーまでに足が届いた時に、
朝から多少グルグル言っていたお腹が「もう持ちません」とついに泣き出したのです。

さて、これからというときに「持ちません」はないだろうと思いつつも、
しかたがない目の前にある一階のWC(資料館は出てしまう!)に駆け込んだ次第でありました。

お腹が落ち着いてから、も一度入館すればよいと考えたのですが・・・

甘かった。

終身会員でも入館は一日一回と決まっていたのを知ったのは、後の祭り。

次の機会におあずけということで今日のお参りはおしまいとなったのでありました。
ちょっと消化不良になったのは、お腹ばかりではなかったという落ちでした。