大きくなったキングギドラ

週末の買い出しではお決まりのコースがある。
いつものことなので気にもかけないで言問橋を渡り、東武線の業平のガードをくぐり、浅草通りを押し上げに向かう。

昨日は、その風景にちょっとした異変があった。
何かが違う。

今まで空だったところに、といっても夜空ではあるが都会であるから漆黒とまではいかないがそれでも多少の星が散りばめられたお空が見えていた。

そこに赤い点滅ライトが暗黒の空に浮かび、占領して見えるようになっていたのだ。

そう。
例のキングギドラ似の大型クレーンが夜空に羽を広げていたのである。

子供の頃よく夢を見た。
ゴジラが山の向うからヌーっと顕れて逃げ惑うわけである。
映画の場面でも盛んに使われた光景である。
仏画の世界で言うならば、山越弥陀の構図である。

「あれ?ここからこんなに見えたっけ?」

ということで久々に早朝小雨の中、自転車で押上地域を一周してきた。

言問橋上からでもはっきり見える。

人の目は勝手に目的物にフォーカスしてしまうから、望遠レンズで対称を引っ張ってきてしまうようなもの。だから人の目の感覚に近づけようとちょっとばかり望遠を使って撮ってみた。けれど、大きいし異様な感じもする。

いつもの定位置である業平橋上から見ると、いっきに5階分以上立ち上がった感じがする。

こうなると、近代建築の施工方法だと速いこと・・・。
工期短縮は工事費用に極端に反映するからね。

歩いていると町の姿が再開発の下に変貌を遂げようとしているのが肌で感じる。

いつものマンションの高層階から全体の写真をと思ったら、関係者以外お断りの張り紙がしてあって、盛んに写真目当ての不心得者(僕も?)が進入していることを示唆している感じを受けた。
テレビでも新聞でもスカイツリーの定点撮影を話題にしているから、きっと傍若無人な御仁が中にはいるのだろう。住人にとってみれば迷惑この上ないことだろう。

素直な僕はそれを無視し、マナー違反まで侵してまで最上階に昇る気にはなれず、現場をぐるりと一周することにした。
すでにここまで建ち上がってしまったら遠目でも充分な撮影が可能だもの。いつか許可を受けて高所からの写真を撮りたいとは思うが。

市電の写真を追いかけていた頃もそうだったが、新たに生まれ出る陰でひっそり消え去るものの方にいつもながら心を奪われる。

ごちゃごちゃした賑わいの中に下町らしかった押上の商店街も、だいぶ店舗の数が減っていた。
朝が早いこともあるけれど、人が行きかい、生業がそこにあり、人のぬくもりが、人の背丈の空間にこそ生まれると信じている僕には、人の背丈の5倍も10倍も高い天井の建物やアーケードではどうにも落ち着かなくなるらしい。

再開発は結構なことだ。
だが、これだけ大きい再開発となれば都市を再創造することであって、土地に根ざしていた文化はすっかり変化するのである。下手をすれば断絶ということにもなる。

都市空間のモジュールが生きた人間の寸法であってほしいと思う。
無機質を好む最近の都市デザインの傾向にはいささか飽きが来る。

そのうち京島辺りまで再開発の波は押し寄せるのだろう。

三田や六本木の姿が残像と化したように、かつてここには下町の風情と人情があったんだよと昔話にならないようにしたいものだと思った。

お相撲さんのいる町

役者もいる、エンターティナーもいる、作家もいる、お笑いもいる、歌舞伎役者もいる
バレリーナもいる、音楽家もいる・・・坊さんも神主もいる大道具も小道具も三味も尺八も・・・

やっぱり浅草は面白いよ。

人気者


「うちのめだかをみんな食してくれたのはお前のお母さんだよ」

って言っても、めだかは戻ってくるわけでなし・・・

みんなに可愛がってもらいなさい・・・

連れ去られないようにね。

金銀の目をしたお母さん猫は誘拐されたのだそうです・・・

ゆっくりずむ

朝、体の調子を見ながら走り始めるが、相変わらずわき腹が痛い。
おまけにひざも痛くて、あきまへん。
歩くことにした。

歩くとなればもうタイムを計ることもいらないから、時計は置いて替わりに携帯を持っていくことにした。

駒形橋から吾妻橋、墨田区役所脇の枕橋を渡るうちに、スカイツリーのクレーン群が僕を誘った。

ホームコースをそれて東武電車のガード添いに歩き業平橋まで競歩で歩く。
業平橋にある東武本社ビルもいよいよ買いたいの準備に入っているみたい。
業平橋の欄干にほお杖をついていつもの場所に陣取る。いつもと違う携帯のカメラだから画角がちょっと違うけれど進捗の度合いくらいは記録できる。二週間見ないうちに随分と工事が進んでいる。

これが以前の画像。

写真を撮るまではなんでもなかったのに、撮り終えたらとたんに足が痛くなってきた。


ばかだにゃあ

猫に後押しされて歩き出す。

牛島神社をすり抜け、水戸藩下屋敷跡を改装し取り込んでいる墨田公園内を通り、吾妻橋、駒形橋へと戻った。
走っていると見過ごしてしまう風景がずいぶん目に飛び込んできた。歩きは歩きの目線があるものだと、また一つ発見した気分。
でもいつ直るかなあ・・・とも思うのだ。

しっぽの見える風景

この位置から南側、つまり隅田川下流域を眺望したのは初めて。

ここはアサヒビール本社ビルの22階。

橋の博物館といえる隅田川の橋梁群はなんともおもしろい。
すべて携帯が違う。


いつも見上げるきんとん雲ビルが眼下に見える。

楽しいな。