赤珊瑚

最近お預かりしたお直しの片手念珠。
良く見ると血赤が含まれた赤珊瑚ではないか・・・

最近はトンと見ない代物。
珊瑚自体が地球規模の異変で激減してしまっている現在、
希少種の赤や血赤は恐ろしく高騰してしまった。

目だったクラックもなく均一した色合いに
預かったときには気づかなかったのかもしれないが

いいものを見せてもらって得した気分になった。

手をつける前のオリジナルな姿。

水晶の親玉、二天を足して赤のいいところを選び
つなぎ合わせた。

これから糸を足して編みこんで房をつければ終了。

さてどう変化するでしょうか。

久々・・・歌に感動

最近の歌で久々に泣いた。

「歌スタ」から生まれた。
木山裕策さんの「home」である。

「歌スタ」を知らない方のためにちょっとだけご説明。
簡単に言えば、スター誕生の深夜版とでも言うような番組である。

チャレンジャー達は、楽曲を提供するアーティストたちの前で得意な歌を披露する。30秒の持ち時間が決められていて、見込みがなければ短時間で終了してしまう。もし光るものを感じれば、延長ボタンを審査員たちがおのおの押して10秒づつ持ち時間を増やすことができる。

そこまでですら残れる幸福者を殆ど見ない。
最終審査は、チャレンジャーのために曲を作り今度は、プロヂューサーの最終審査を受けることになってokならめでたくメジャーデビューと言うことになる。

最近、夜更かしの多い僕は、この番組をながら族として聴いている。

「スタ誕」と大きく違うのは、原石を磨いていく余裕がないこと。時間のかからない、即戦力を持つ歌唱力の持ち主を求めているように感じる。

極端なまでの完成度を要求しているのが視聴者である僕でさえ直感的に感じてしまう。

この番組が始まって以来、おおまか見ているが、最終審査まで残ったチャレンジャーは、何人?いただろうか。

歌い手の木山氏自らが四人の子持ち、しかも皆男の子という共通点もあるかもしれない。
そうなんだそうなんだと、ぼく自身知らずうちに、曲のイメージと想い出をダブらせ反芻しているんだもの。

声帯を失うかもしれないという大病を乗り越えて、再チャレンジしている真摯さに心が打たれたのかもしれない。

子供たちがいい子だからかもしれない。

詩に感動したのかもしれない。
詩の終りで子供の成長を通して、自分が父や母に愛されてきたことへの「縦の気付き」が歌われている。

こんな詩、いままであったかな…

手作り正信偈

最近、手作りの正信偈(正信念佛偈)を見せていただいた。

とたんに、
魅せられてしまった。

小型の納経帖を利用して手書きされた正信偈
ああこういう作り方があるのか・・・
白骨の御文も合わせて綴られている。

へ~へ~とページを捲るたびに感嘆符が多いものだから
かわいそうにと思っていただいたのか・・・
はたまた、危ない人と思われたか・・・

とにかく感動したのは確かなのだった。

あれから何日もせぬ
朝、
何気なくポストを開けてみると、
届いた郵便物は、一見すれば誰の手によるものかすぐさま連想できる
活き活きした字が封書面を躍っている。S師だ。

急いで開封してみると、和綴じ手書きの正信偈。

おおお・・・
驚きの声がへその辺りから唸った。

求めよさらば与えられん。

学び実践するのが一番の恩返しか・・・

ネックレスの改装

ネックレスを念珠に。
玉穴の問題がありましたが、なんとかクリアー。

そう・・・
形見でたんすの肥やしにしてないかなあ・・・

きれいですね。

阿弥陀如来来迎像

しばらくぶりにメンテナンスのために里帰り。
阿弥陀如来の来迎図から飛び出てきたかのような仏様。

 迎えに来てくれるのかな。

  むっずかしいだろうなあ・・・きっと