こうなる前にゴムは早めに取り替えてね。
水、海水、温泉、台所の水仕事、できれば汗にも気を使って欲しい。
これから夏場を迎えるのだから、紫外線と汗なんて
ゴムには特に酷な季節だ。
もやもやした黄色いものがシリコンゴムのなれの果て。
下に写る新品のシリコンゴムと比べてみれば一目瞭然である。
こうなる前にゴムは早めに取り替えてね。
水、海水、温泉、台所の水仕事、できれば汗にも気を使って欲しい。
これから夏場を迎えるのだから、紫外線と汗なんて
ゴムには特に酷な季節だ。
もやもやした黄色いものがシリコンゴムのなれの果て。
下に写る新品のシリコンゴムと比べてみれば一目瞭然である。
相変わらず台東区内の移動はママチャリがいい。
御徒町まで久しぶりに足を伸ばした。
秩父巡礼の足作りを正月から欠かさず毎日行ってはいるが
そのかいあってか、下半身だけはしまってきたみたい。
お腹は長期戦の構えだ。
ともあれ、走ると少々肌寒さもあるかと暴漢着も用意はしたが
なんていうことも無い、半袖のシャツで用が足りるほど
暑くてカーデガンも脱いでしまった。
途中ついむきになる癖も手伝ってはいたが
額に汗がにじむような陽気に、桜の季節の到来を文字通り肌で感じた。
自転車趣味を復活させてから、どうも目的地に至るまでに
一箇所足が止まってしまう、より道先ができてしまった。
レーサー車専門の老舗の横尾双輪館という。
古いサイクリストなら知らない者はまずいないだろう、
ハンドメイド専門のショップなのだ。
取引先の店までちょうど中間に位置する。
デローザがいつも店頭を賑し目を釘付けにしてくれる。
レストア中の愛車のために廃盤の工具を求めに
ついついちょいと立ち寄る。
店内は、今時の浮ついた賑々しさはなく、
老舗のハンドメイド店らしい、
落ち着いたムードが漂い、僕にはホッとする。
ネットを開けば造作なく何でも手に入る環境はある時代。
わざわざ足を運ぶこともなく欲しい機材は手に入れようと思えば手に入る。
現にぼく自身がネットショップを運営しているのだから。
毎日大勢の方にご来店いただいているわけだし
大それたことを言うのははばかるのだけれど・・・
こうして、足を運ぶ。運ばないと得られないものがある。
芳しい油の匂い(機械油のどこがと思う人は思うだろうが)。
展示されてる商品の持つエネルギー。
ポップからの訴求力。イメージ。店内の空気の流れ。
総合的な店舗イメージ。何より店主その人。
そこにいつまでも居たくなる空気というものがある。
それは、ネットでは伝わらない。
どうしても伝えられない。
だから、足を運ぶ。
そこから感じ取ってみる。
期待に応えて絶版と思われた工具を
カンパニョロの記念誌とともに見つけることができた。
ちょっと趣味的な話が中心過ぎたのだが、
ネット販売の限界をこんなところで感じてしまうのだ。
ホッとしてもらえるような店作りを実店舗には求めてきた。
満足はしていないのだがある程度は許容できる所までは作りこめたと思っている。
ネットの中でも同じことがしたいのだ。
だから、どうしてもバンバンとバナーを打って
視覚から訴求していく慌しさは苦手なのだ。
「ナントカセール今なら○%引き」なんて・・・
だからしない。
何時間でも滞在してもらえるwebショップっていいなあと思う。
いつかそんなスタイルを確立したいと思う。
見事に春めいてますよ・・・うずうず。
近いのに一度も寄ったことがなかった。
たまたま、近くに用事があって両国をうろうろする。
路地をまわると、ふと目に入る。
え!こんな裏道にあったの?
ひっそりと歴史の残像が残っていた。
このあたりも今でこそビル郡に変貌してしまっているが
震災が無く、空襲も無ければ
どんな風景が残っていたんだろう。
以前念珠材料を分けていただけないかと来店客に訪ねられた。
仕事はスチュワーデス(最近はフライトアテンダントと言うのだそうだが)なので、
どこに頼んだらよいか全くわからず、以前お線香を買った当店に訪ねてみれば
何とかなるかもと来訪されたということだった。
よく聞くとカルフォルニアにある浄土真宗の日曜学校で
子供たちに教えたいが材料がない。
友人であった彼女にたくされたということだった。
今ならインターネットで簡単に検索できようが、
20年以上前のこと、大変だったろう・・・
僅かながらの材料だったが、心から進呈させていただいた。
海外に渡った日本人には当然のように先祖もついていった。
位牌も連れて行った。そして文化も。
当然現地には寺が建てられた。
聞くと並みの苦労ではなかった・・・
けれど、日本文化は純粋培養された。
海外には大和魂が残っているのかもしれない。
日本の中に住む者が日本を忘れ、
海外に移住した日系人に古い日本を見ることがある。
新渡戸稲造の武士道や鈴木大拙の禅に日本を想う外人も多い。
なんだろうこの現象。
個人的にはよく知らないが外人が演歌を歌う奇抜さなどとはこれっぽちも頭に浮かばない上手さがある。
ハートツーハートは芸術の粋だと思う。純粋に心が伝わる。