親の心子の心。

急きょ、高3の長男を連れて東京ドームに行くことになった。

本来なら受験勉強に突入中で、
そんな暇などあろうはずはないのだけれど、
どうもこの期におよんで、まだエンジンが
かかりきれない姿を心配して、
親子の話をしようと連れ出した次第なのだ。

便利なもので、ネット経由で空き状況を確認し、
コンビニでチケットを受け取って、そっと出かけた。

長男と二人でドームに行くのは、8年ぶりくらい。
小学校だった頃の彼は、ドームの大きさに度肝を抜かれつつ、
目をきらきらさせていた。帰り道も興奮は収まらず、
湯島を経由して家まで歩いて帰った。
親は昨日のように思い出す。

そんな思いに浸りながらいる親の感傷を意に介せず、
ぼくよりでかくなった息子は、無表情に席に着く。

おしだんまりを貫いていた息子も、1点リードされていた巨人が後半、
一気に逆転すると、思わず大声を出しつつもニヒルに喜びを表現していた。

「帰りはどうする?」と聞くと、
「歩いて帰る」と珍しく自分から意思表意してきた。

8年前と同じように湯島経由で帰ることにした。以前と違っていたのは、息子の足の速さと真っ暗な天神様で合格祈願をしたこと。

何話したのと心配していた母親から電話が入るが、そういえばそのために来たんだったっけ。興奮してすっかり忘れていた。

彼岸花

白い彼岸花は、初めてみました。
今年は彼岸花に何故か縁があります。

じっと見る

「働けど働けどわが暮らし… じっと手を見る」
石川啄木は歌を残し、

作家なら文化を残し、

占い師なら未来を予見し、

エンジニアなら便利さを残し、

学者は可能性を諮詢し、

ボクサーなら富を残し、

医師は命を残し、

宗教者は智慧を残し、

・・・・

こんな小さな手の中にも小宇宙がある。

今、この瞬間にも何億と言う細胞が働いて、
脳と交信を取り会いながら、

気付かれようが気付かれまいが、

良くも悪しきにも黙々と働いている…

ほんと、すごいなあ… 「手」

星月の大玉腕輪

星月菩提樹にもいささか種類がある。
なかでも良い玉はなかなか愛着のわくもの。

ルチール+アベンチュリン+ラピス
面白い配色だと思う。

自分からだと、なかなか思いつかないチョイスだけれど
デザインを一緒に考えて創っていると、
こちらの思いの枠がポーンとはずされるのがわかる。

見れば見るほど面白い。

創作もの

アイデア次第でおもしろい。

ターコイスチューブの持ち込みで
片手に仕立て。

浅草にF1

朝、何やら雷門前が騒がしい。

警察、スタッフ、観客とごった返して喧騒の一言に尽きる。

日本グランプリ決勝の祈願でレッドブルチームが浅草寺に
マシーンを持ち込むということだった。
チームドライバーのデビッド・クルサードも来るという。

レッドブルの無料配布をついこの間、
ここ雷門前で行っていたのはこの前哨戦だったのだろうか。

事前に情報は入っていたけれどすっかり忘れていた。
相変わらずと言うべきか、
何でも首を突っ込みたくなる野次馬根性。

鳶や芸者(浅草では振袖さんという)の露払いは、
さすが浅草と言うべきだろうか。