
浅草のそら

古銭集めが、中3までの何よりの生きがいだった。
いつも大きい黒いカバンに全財産を詰め込んで行った先々で見せびらかす奴だった。
高校や大学の文化祭に古銭部なんてのがあるとそれとばかりに押し掛けて、展示しているコイントを比較対象していたのだから、消されても文句言えない嫌な奴だったろう。。。まぁそれはこっちに置いてっと。。。
お金が好きで好きでと言っても銭ゲバではなく純粋にデザインに魅了されていたということだ。
なぜなら偽造防止を考えると貨幣が発行された当時において最高峰の技術と文化の結晶をバックに創っているからである。だから気づくか気付かずかは知らないけど財布の中にはだれもが最高の美術品、工芸品を持ち歩いている事になる。
日本人とはなんと幸せな民族だろうか。そこに気づいているかいないかはあなたのしだいですが。
お札の中では、いの一番にTONが好きなのは神功皇后の一円札。
日本銀行券ではなく政府券なのだがバランスがとれていて実に美しい。お雇い外国人のエドアルドキヨソネの版ではあるが、日本では摺れないのでドイツで作られた。そういう意味では純粋な日本製とは呼べないのだが、最初の日本の顔となるお札の肖像画に女性を選んだと言うところが何とも面白い。残念ながら神の耐久性の問題で短命に終わってしまった。紙の素材を国産の楮を素材にしたことで今に至る紙幣の材料が確立した。
今は神功皇后を知らない人が多すぎる気がするのが寂しいところだ。第十四代天皇、第十三代仲哀天皇の皇后で応神天皇の母ある。当時のい日本人はだれもが理解していたわけだ。
ちなみにだが我がTON一族の名字は三韓征伐で海を渡るときにその水先案内人をしたことで功績に対して下賜された名だそうだ。ほんとかな。
明治の世になって太政官札は別にして西洋式の技術で初めて西洋式印刷されたのが神功皇后というのが天照大御神の国、やはり日本は女性の国だと言う事なのだと思う。
SDなんちゃらなんて最近外圧に負けて法律が成ったが、本来なら日本には関係ないのだよと思っている。
日本人が日本を忘れてしまうこと、自信を失う事が怖いと思う。。。。
陽の強さは夏を感じさせてくれるが、残念ながらこれからどっと寒くなるのだそうだ。
寒さにはめっぽう強かったはずなのだが、風邪とも言えない何だかわからない風邪を何回もひくわ、食欲が減退するなんてTONの辞書にはなかった事が矢継ぎ早に起こることで、年齢という二文字が脳裏をかすめていく。。。ことを覚えた。
天から借りてる体。最後の最後まで燃やしきらないと、申しわけないしもったいない。一度しかない人生だもの。
60歳が還暦で、暦を戻すわけだから、もう一度一歳からやりなおしということだよね。とすれば今は9歳。小学校3年くらいだろうか。虚弱体質から立ち直った頃かな。とは言えまだまだ走ればゲロはいていた軟な小学生だった。このあたりから薬に頼ってアレルギー性の体になってしまう訳だからその前に気づけばよかったわけで、それを繰り返さないように二度目の人生の今は、自然治癒力で乗り越えていきたいと思う。またコツコツ免疫力をアップさせていかねばなるまい。
TONは今年初めての朝ブラだったのです。
隅田川沿いは桜が何とも殺風景ですが実はすでに春の開花の準備が着々と進んでいるのです。
自然はすごいねぇ。。。
まとまった雨が降るのだとか予報が出ています。さて。。。
昨日はお客様の支払いで珍しい一枚を使ってくださった。
や~~~お久しぶり何十年振りだい?つい口に出てしまう。平成生まれ以降の方々は目にしたこともないのではなかろうか。
昭和生まれには、最高額のお札は聖徳太子と決まっていた。
元古銭小僧としてついでに一円札は今どういう扱いになっているのだろうかと興味が湧いた。調べて見るとなかなか面白い。
二宮尊徳一円はあい変わらず現行のままだった。ちょっと驚きは、いまだに明治生まれの大黒天、武内宿禰の一円札2種類も現行紙幣として通用していること。古銭界では額面の何万倍で取引されているのに支払の手立てとして利用すると壱圓は一円の取引なのだ。
だれか支払に使ってくれないかなぁ。。。。いつでも受け入れちゃうのに。帯封がついて100円なんていうのも。。。いいねぇ。