これだけあればなぁ。。。沈香

TONがこの仕事を始めた頃は、線香屋の営業マンが香木の善し悪しを見てもらうとき決まってすることが、沈香の欠片を手に取って、おもむろに取り出したライターを着火してもったいなくも焦がしてくれたものだった。

今では信じられない光景が展開されたものだ。

ベトナムの最上級も紫油も緑油も含めた数種類から泥と呼ばれる低価格の沈香まで、寺営業廻りを主にしていた当時は見本は欠かせないツールでそれぞれ在庫も切らすことはまずなかった。その見本の生き残りだ。

今時の最上級と言われる沈香もかなわない当時は普及品。

今の時代夢のような沈香揃いだ。

天然ものと養殖もの。沈香というけれど・・・

知り合いから沈香をいただいた。

といっても養殖?・・・栽培もの。もらって半年間机の上にほっぽらかしている。

昨日久しぶりに手に取ってみた。

濃厚な香りではないながらもしっかり実用に耐えられる香りを芳香する。焚くとさらにいい。

この沈香が通常のものと違うのは、栽培して作られた沈香であるということだ。

香り成分のある部位の厚みが表皮あたりだけなのだろう。

まだこの薄さだ。

残念ながら玉にはできない。

10mm厚みの沈香が部材として可能になれば、市場に出るようになるだろう。

でも、でも、旧沈香はさらに高くなるかもね。天然物とか言って。