この季節になると時々作らせていただく。
素材は、その木のありかさえ知ればいくらでも手に入る。
ただ、念珠の珠として使えるようにするまでがえらい苦労させられるのだ。珠についている白い綿帽子のような保護膜がなかなか剥きとりづらいのだ。気の短い人なら、そこですでに投げやっちゃう。これから穴を開けて玉の粒度調整をして職人の手で仕立てるという所に至る。 念珠とはよく言ったものだ。これこそ念珠の名前にふさわしい。
僕はバケツいっぱいに取れるのをあえて取りに行かない理由だ。
経典にも出ている有難い念珠材料であることには間違いないんだけど。。。。