いつも、念珠談義に花が咲くMさんから頂戴しました。
不思議な紳士ミスターM。最近は閉店時間間際のご来店が多い。
こられると、決まって念珠談義に花が咲いてしまう。
「サウジアラビアに出張したからお土産ね」って
「今から行くから開けておいてよ」「ガチャン」←電話の音
あのね・・・言う間もなくこちらに向けて歩を進めている感じ。
「お土産」の単語に「待ってまーす」と脳の回路を通さないで
わが口は、勝手にレスポンス。
我がパソコンもこれくらい反応が良いといいのに・・・
Mr.Mは、雷鳴轟くなか、いつものように、ニコニコしながらご来店・・・というより
「おかえんなさい」のほうが似合うような?
あまりに自然にいつもの席につく。
一見すると普通の紳士だが、チベット仏教に精通した古派の修行者なのである
修行をつんだ成果か、物事に全くこだわらない。
そんなことで、なぜか馬が合うのである。
(お客様に馬が合うも会わないもないのだが、慕わしいのは慕わしい)
この私を驚かすのを楽しみとしておられるようで・・・
事実、何度「へー」を連発してきたかわからない。
今回は、回教徒の念珠を携えて、きてくださった。
「店長見たことないでしょう」と大黒様の
ありがたそうな眼の表情を見せて興味深くこちらを伺っている。
「残念ながら、持っています」と私。
とたんに眼は落胆している。ありあり。
「あ!間違い、間違いですロザリオでした」
と訂正。それは事実なのだ。(製作したこともある)
Mr.M、また悪戯小僧の眼の光を取り戻した。
そんなこんなで
念珠屋の屋根の下、ラマ教の行者のイスラムの話題で夜はふける・・・