勉強せよ

お客様のMさんとは、何年のおつきあいだろう
その道では、国内では第一人者で通るであろうに
表に出ない人なので、ひたすら自らの研鑽を重ねている。

時々ふらっと満面の笑みを浮かべてやってくる。
決まって二種類のものを持ってこられる。

ひとつは、海外のおみやげもしくは課題付のおみやげ。
もうひとつは、ぼくに羨望の思いにさせるための珍しいグッツ。

はいと言って出したときの目を見たら、
どちらを手渡されたかすぐにわかるようになった。
若干年上にもかかわらず、目が少年のようにうそをつけないのだ。
いたずらじみているときは、おおむね後者の場合が多い。

ちなみに写真は前者。


大元帥明王の資料をこんなにというほど持ってきてくださった。

勉強せよということなのだろう。

世界救世教

今は故人となったが、親戚に救世教に入信したおばがいる。

生前、田舎に泊まるたび、見るでもなく、読むでもなく
置いてあった機関誌というのか、啓蒙誌を勧められるまま
ボーと目を通していた。

文字通りボーと字面を眺めていた。

泊めさせてもらっている行きがかり上、いつもそうしていた。

20分も経たないで「読んだよー」というと、
満面の笑みを浮かべてくれた。

その笑顔にほだされて、2冊3冊と斜め読みしてあげると
「この子は大したもんじゃ」「たいしたもんじゃ」
「賢いぞー」「すごい子になるぞ」

などと、生涯、聞いたこともないほめ言葉を口にしながら
曲がった腰をウンコラショ伸ばし頭をゴシゴシ
さすってくれた。

残念ながらおばの期待通りにはならなかったが、
こういう仕事を始めることになろうとは、
当時、思いもよらないことだった。

言問橋から程近いところ、隅田川右岸に
岡田茂吉師の生誕地がある。


いつも小ぎれいに刈り込まれた植栽に囲まれてひっそり碑がたっている。

浅草に引っ越して間もないときに発見した。

おばとの縁だろうか…と感慨深かったことを
通るたびに思い出す。

仏像さんにひとめぼれ

観た瞬間にビビッと感じるんです。

あるときは、ふわっと風が起きます。部屋の中に入るのにね。
ざわって周りが感じるんですよ。
背筋がゾクッってきて、
「あーもう手放せない」って思ってしまうんです。

仏像さんとの出逢いはいつもそう。

だから、出す時は、気持ちの中ではそれは大変。断腸の思いです。
仕事と考えたことは、一度もないんです。

そのつどそのつど、お嫁にいかせる気持ちですね。


夢違観音


救世観音

混んでます

混んでんなあ!
人ごみの嫌いなBoo店長は嘆きました。
(なんて贅沢な悩みするんだろうね)

そう!
今日は納めの観音を明日に控え市が出ている。
「羽子板市」。

で、
雷門もこのとおり

新潟の地震災害のチャリティーもやってたよ。

明日のジョーの原画羽子板もあって欲しかったー
けど、オークションだって。