少し混みあっていた店内の空くを見計らい、
ちょうど訪ねて下さったお客様に失礼してまで、
川淵に小走りに急いだ。
そう。今日は流鏑馬(やぶさめ)なのだ。
何故?浅草で流鏑馬?とも思っていたが、
江戸時代、吉宗の時に始まったとのこと。
当時は1月5日がその日だったようだ。
学生時代、弓道に夢中だった。
三十三間堂の通し矢と流鏑馬はいつかやりたかった。
それだけに、ワクワクしつつ、小走りに拍車がかかる。
猫道も周知の公園周りだけに、空いた道を選んで会場に到着。
もう出走寸前ということもあって、人垣でいっぱい。
去年は、この時間でも最前列まで進めたのに、
4重にも5重にも人垣が邪魔していて、写真すら取れる状態ではなかった。
人気の程がわかる。
スポットを探して廻ってもこれは大変だ。
出走前のおんまの溜まり場で、観察することにした。
東武橋のすぐ下が出走待ちの溜まり場。
電車に乗ればよく見えるだろう。
もしかしたら、ホームからみえたのかな。