商店街の船出

ついに店舗前の路地が商店会の仲間入りを果した。
9月5日にめでたく船出することができた。
まさしく出来たてホヤホヤだ。
10数軒の小さな商店街ではあるけれど、夢は大きい。
初代商店会長に任命された。
さてさて、どこまでその夢に近づけるかワクワクものなのだが、
とにかく瞬間で浅草を感じれる通りを創らないとね。

会を立ち上げていく中で、不思議な縁を知るにおよんだ。
自分の先祖がここ浅草に120年以上前に一宿一飯の恩義で
浅草花川戸に住まっていたことは、周知していたのだが、
わが店のあるちょうどこの場所に、
三社権現の一之宮にあたる土師中知(はじのなかとも)の住居がこの一帯にあったことを知った。

観音像を宮古川から拾い上げた直後の庵ではないとは思われるが、
阿弥陀の化身とされる中知の住居には阿弥陀如来が奉安され
多くの参拝者が訪れたという。

その跡地に仏具を扱う店をオープンさせてもらったのだから・・・
不思議な縁だなあと思いながらも、さらに調べてみたい衝動にかられている。
ちなみに、商店街の名は一之宮にちなんでつけることにした。