そら

何気なく空の写真を毎日撮っている間に空のファンになった。

航空ファンでもない。
気象ファンというのでもない。
単に空をぽかっと眺めているだけでいい。

しいていうなら、「観空セラピー」とでも言おうか・・・
コンクリートばかり見ていて辟易している感覚にスポット抜けている「宙」がちょうどよいのだ。

そこに何が描かれているかは気にしない。
一面の鱗雲に夕日が当たって正しく幻想的さも
もちろん感動する一こまである。

「けれど暗雲立ち込める」
文字通り重い雲空もある。
見ているだけで気が重くなるような一こまもある。

けれどそれもいい。

黒い雲、赤い雲、黄色い雲、青い雲、白い雲、虹色の雲・・・
様々に表情を変えていく一瞬の美をそこに感じる。
二度と繰り返してくれない一瞬がそこはかとなく良い。

気象人というサイトを発見した。
http://www.weathermap.co.jp/kishojin/sorasha/

最近、商品のアップが少ないと、ご指摘されることもあるのだが、
つい触手が動く方向に流れてしまうのだ。
ご勘弁願いたい。

また、隅田川沿いをてくてく歩くとしようか・・・

闘争

すっかり秋風の吹く一日でした。
日向に出るとこげるように暑いのに、
木陰に入ればすぐに冷ましてくれます。

「風に誘われるままに、どこかに出かけてしまったら?」
右脳は旅に誘う。

そうは行かない現実を慌てて思い出させて左脳は忠告する。

「やることがあるでしょ」

「こんな気持ちのいい日にくすぶってんの?」
右脳はアプローチをやめない。

「現実を見なさい」
左脳も負けじと水をかける。

「いい風だよ」
と右脳。

「店内にもいい風吹いてるよ」
と左脳。

「店長お直しですよう・・・」
店員の声に全てがかき消される。

頭の中で、こんな闘争がしばらく続くのかしらん。

こまったものだ・・・