世相を感じる

正月は、人のブログを読むことが唯一の慰めとなる。

十数年前にぎっくり腰をして3日間寝たのが唯一の休み。
店を開店させてから四半世紀というもの暮れから一月半ばまでは、みっちり店頭に張り付く生活が続いている。
初めの頃は除夜の鐘を過ぎて朝の4時までの営業もしていたのだから、よく体が持ちこたえたと感心する。参拝客数有数の浅草寺を目と鼻の先にありながらも、まともに人のいる時間に参拝したことなど指を何本折れるかという始末だ。

季節を感じるのも、新年を感じるのも、世相を感じるのも、全てお客様を通してというスタイルが自分には定着してしまった。

現金商売の店を経営していると、そのうち枝葉のことばかりにとらわれてくるようになりやすい。俯瞰し辛くなってくる。
要注意だ。

だから時々、非日常を体験するようにしてきた。

今年はどれだけさらっと仕事を置いて日常を捨てられるかな。
なんだかそれが自分の鍵のような気がしている。

話は替わるが、
お付き合いの営業さんが新年の挨拶に自社の羊羹を持ってきてくれた。

ただ、例年は30cmくらいあるロングサイズなのに今年は20cmのショートサイズになっていた。些細なことなのだが今を10cmの差に感じた。