鐘ヶ淵最中です。
せっかくなので栞を読みました。
「元和元年(1615年)当時隅田川の辺りに普門院なる寺がありました。
同寺亀戸に移るとき、法具および梵鐘を船に積んで隅田川をわたろうとしたときに誤って沈没してしまいました。享保年間(1716~1737年)末に御徒衆数百人幾十筋の網をもってその鐘を引揚げようとしましたが水草が生い茂る中で龍頭光を発し網みな切れてついに及ばず、昔時は晴天風静かな日船にてその底見ると鐘がありありと見えたといわれ以来この地を鐘ケ淵と伝えられてきました。」
ん~~。なるほど。
100年間は間違いなく川底にあったんだ。
その普門院は?と調べてみるとこちらも亀戸にたしかに実在する。
おもしろい話だなあ。
まさかもうないでしょうね。
ちなみに「カネボウ」の名称はもともと「鐘淵紡績」つまりこの鐘ヶ淵が故郷ということなのだ。