夢を見た。
とあるガレージにいた。
ガレージと言っても、そこは若者の溜まり場だった。
それぞれポンコツのような愛車を後生大切に多くの若者がチューンナップしている。
ボアアップしたりキャブレターをいじったり、足回りを強化したりと余念がない。
それもそのはず、その愛車を駆って同じ敷地にあるレース場で勝負をするのだ。
勝ち残ってのし上がり、名をあげようとするハングリーな集まりなのだ。
二十歳そこそこの若者ばかりだった。
そんな中に見るからにローとルの僕がいた。
何故そこにいるのかわからないが、燃えていた。
しかし、反町隆史風のボスはロートルの僕に冷たい。
「まだあいついるのか」露骨に顔に出す。
今の大企業にありがちな、いじめをする。
「今日の作業終わりました。帰ります」
挨拶をして部屋を出ようとすると、
「ご苦労さん。まだ来るの」
「はい。完成してませんから」にこっと微笑んでドアを閉める。
「コン畜生!負けて堪るか!」
心に秘めて出て行くのだった。
目が覚めた。
何でこんな夢見たのかな。
まだまだ負けじ魂が燃えているようである。
おかげで大統領就任式のライブを観ることができた。