ここ最近懐かしいお客様が次々に現れる。
でも不思議と時間の経過は感じない。
「よく覚えていてくれましたね」と喜んでくださるのだが
作らせてもらった念珠や仏像を見れば、時間がワープするのだ。
以前は毎日何十通も手紙を書いていた。
お客様が帰った後すぐに、昼食の後に、仕事を終わらせた後に・・・
いつもお手紙セットは手放せないツールの一つ。そして住所録。筆。
筆も下手の横好きでこれもまた手放せなくなったツール。
一ヶ月の経費で一番使ったものは家賃の次に多かったのは通信費だった。
でもね自分で覚えられる人数って3000人がいいところ。
だからホテルマンのドアボーイの姿に感銘を受ける。
お客様の名と背景をとことん覚えている。
ああなりたいと思うけれど、なかなか難しい。
あのときのあれを買ってくださったあの人ですね。
あれであれしてで話が通じるようになってくるとあきまへん。
何はともあれ、懐かしいゲストが忘れないで十年以上経っていながら覚えていてくださるのは嬉しいものだ。