精神安定剤

ここんところ毎日2時近くに床に着く。

朝はお決まりのコースを走りたいと思うから12時前には寝たいのだが、決算作業やら、システムの入れ替えやら、商店会の作業やら、なんやらかんやらやっていると、この時間になっても全く仕事は終わらない。

もういい!

とばかりに途中で投げ出して寝てしまう。
だが、なんとも夢見が悪い。

毎日似たような夢を見続けている。
ストーリーは全く違うのだが、感触と言うか、夢見ごこちというのか、味わいがよく似ている。
あまり目覚めがスカッとしない。

ついに今日は寝坊をしてしまった。
いつもなら鶏と一緒に(いればの話)目覚めるものを、すでに8時を回っていた。
今日は休もうかと怠け心の誘惑も湧いてきたが・・・

しかしながら、このまま走るのを止めたら、ますますスカッとしない一日になってしまうと予測した。だいたいそうなる。

思いきって飛び出した。
せいぜい一時間だもの。

何かの本で夢は、前日受けた感情の揺り返し、中庸作用と読んだ事がある。
子供の頃は、夢を見るのが楽しくて、しかもリクエストどおりの夢を見て一日のストレスを発散していたけれど、今の僕にとっては、夢を見ることは疲れることと同義語になってしまった。

たびたび責任感を新たに感じてしまうそんな夢ばかりなんだもの。
中庸を保つ為の夢なのだとすると、いかに普段ちゃらんぽらんと言うことなのかな・・・

でも少々重荷だ。

同じコースだけれど、隅田川を一周ぐるっと一周してくることが精神安定剤になっているのかもしれないな。