靖国神社の帰り道、木の根っこが舗装を持ち上げていたあたりに差し掛かったとき
あれ?と気が付いた。
ない。
木の根っこのでっぱりも舗装の割れもない、
おまけに根の周りの根っこガードもない。
あったのは、木の根本ぎりぎりまでの無骨な舗装で覆われてしまっていた。
これはないだろう!!
根が呼吸できないじゃん。
人はこの上を無遠慮で踏み固めていくぞ。
根っこはどんどん貧弱になっていく。
きっと、誰かが根っこで盛り上がっていたアスファルトにけっつまづいてクレームでもついたのが落ちだろう。
これだけ広い歩道じゃないの。半径の大きい根っこガードで覆ってやるか、人が通れないように掘り返してあげて柵で仕切ってしまったらよかったのに。
樹相はこんなにりっぱなのに・・・
根はどんどん貧困になっていくよ。
そして・・・
いつか倒れるよ・・・