年賀状の季節が来ると、師走の慌ただしさの前触れと、新たな年への心構えとがごちゃまぜになって迫ってくる。
年賀状とは実によい習慣と最近思えてくるようになった。
このときを幸いに、日頃の無沙汰を僅かな手間で陳謝できるのだから。
同時に、「喪中につき・・・」
の、文面で送られてくるあのはがきの存在があるおかげで親しかった人の入鬼籍を知るチャンスともなる。
数年前から年賀状の喪中はがきをいただいたことで、お悔やみ用としてお線香をお送りする方が増えてきた。
時期も時期。
日本薫物線香工業会からこんなパンフレットが出された。
とても解りやすくて結構濃い内容だったのでちょっと紹介。
漫画だけではなくてお悔やみ文例集や、表書きの知識が書かれていて解りやすかった。
ちなみに「香典」と言う言葉の意味は、文字通り香を供える意味あいからの言葉であるのだから、仏前に「お香を手向ける」ということは、とても功徳のあることなのだ。