ササクサス 今
いよいよササクサスも今週末でおしまい。
藝大の若い連中が町中で何かしらパフォーマンスをやっているのは、ほほえましく感ずると同時に、何々祭りと銘打つ大掛かりな催事でなく、この町に来ると何かにあえるという方の凝らないパフォーマンスを四六時中やっているというのが新鮮に感じる。
地下鉄からの上がりっぱなの僕の店のある雷門一之宮通りだから、浅草文化の香りがいつも香る通りであることが大事なのだと言うことを彼らの行動から感じさせられた気がする。内容の良し悪しは別にして。
浅草のそら
浅草のそら
途中経過です
オニキス切子オーダー
浅草のそら
竣工記念
これも縁ということ
今のビルに店を引っ越してもう20数年。
当初からのテナントは、わが社ともう一社しか残っていない。
仲の良かった会社は、次々と出て行ってしまった。
どういうわけか、残った最後の一社・・・
何故かしら・・・この会社の社長らしき方とはどうにもこうにもうまが合わない(正しくは合わなかった)。
会社の車を店の前に平気で置いていくし、そもそもいつも苦虫を噛み潰しいて「にがいにがい」といつも言っている顔をして、挨拶をしても黙って通り過ぎる。「・・・・・・・・・」
こういう人間も世の中にいるんだ。
と、僕の心の中では新人類として年上にもかかわらず思うことにした。
が、突然人格が変わった。
ここ数年前から・・・
頭もポマードにオールバックがすっきりと丸刈り。
視覚的にも軽くなった。
いつものように挨拶をすると、鸚鵡返しで挨拶が返ってくる。
しかも、微笑みもプラスされて。
「ホー」
驚いたものだった。
そのうちまたもやしばらく顔を見なくなった。
あまりにも遭遇することがないので、ちょっと物足りなくなった。
苦虫を噛み潰したような表情でも、僕にとって一日のけじめになっていたのだから。
たまりかねて、昨日、苦虫の社員の女の子とエレベーターに同乗したのを幸いと思い、聞いてみた。
「苦虫さんはどうされましたか?最近顔を見ないので、もの足りません」
と心の声はこっちにおいておいて、
「社長さんしばらくお顔見ませんね?」 と。
ちょっと驚いたような、困ったような表情をされた。
「亡くなりました」
「え!!!」と、僕。
何か思い当たるような顔をされて、
「あ!そうだわ。今日が命日でしたゎ」
う~~~ん。
返す言葉が見つからなかった。
これも縁だね・・・・・・・
僕の左斜め上辺りに苦虫社長が「ニッ!」と、笑ったような気がした。
妙見菩薩の香合仏
今はちょっと創れません。