浅草に住んでほおずき市は長い間見てきたけれど、こんな環境のほおずき市初めて!
雷門は相変わらず暗い。
この姿にはだいぶ慣れてしまっているので、驚くこともないのだけれど・・・
仲見世は思ったほど混んではいなかった。
境内に入ると、
あれ・・・・?
あるはずのほおずきの屋台が一瞬見えない。
なぁんだ。いるじゃないの。
明るさに寄ってきたくなるもので、煌々ときらめくあかりがひとつもついていない。良く見ると、その周りのみやげ物や食べ物の屋台にもあかりが見えな・・・・いやいや、
LEDだろうか、ほんのり、うっすら何かがついている。
ついてはいるが、販売する側の顔すら見えない。
ましてや商品は真っ暗け。
だいじょうぶ?
余分な明かりがないおかげで、浅草寺本体の明かりが不思議な情緒を醸し出し、本堂がやみに浮かび上がって見えていた。
面白い効果だ。
もしかしたら古の時代はこんな感じだったのだろう・・・・か。
ローソクすら貴重品で贅沢なものとして扱われていた時代の夜は、暗くなれば暗いなかで露店はだしたであろうし、きっとこんな光景が、展開されていたのだろう。