大阪のお客様の手作り匂い袋の亀さんは、数年前に当家に養子縁組してきました。
亀さんは「亀次郎」と名付けられ念珠直しに使うのり容器のお山の上に住処を決められそれはそれはかわいがられている毎日です。
ところが、ここ最近ちょっと出番がありません。
それもそのはず、神次郎君のお守りしている念珠のりは頭房などの付け房のときにしか使わないからでした。
最近直しで持ち込まれるのは、紐房のお念珠や、中糸通しのみ、はたまた腕輪のお直しばかり。
おまけにこの2、3日はででけることが多かったときまて、亀次郎君はちょっとご機嫌ななめ。
そんなことを露とも知らぬ店長でしたが・・・
店長(ぁれ?)
店長「亀次郎いつから片手をあげれるようになったかな?」
亀次郎「おとひゃん、こっち向いてくれないからょ」
「上げすぎてお手手いたくなっちゃったもん」
店長「お念珠直しの時には、いつもいいこいいこしてるでしょ」
亀次郎「さいきんやってないもん」
店長「・・・・・」
亀次郎「さぼってどっか行ってんのしってんもん」
(ギフトショーのことかいな)
店長:「あ・あ・あれはね・・・勉強」
亀次郎「おかあさんといいもん食べてきた」
(ちぇ、見てたんかい・・・)
店長「今度たんと食べさせてあげるからね」
亀次郎「いいもん!またのりでしょ。おなかいっぱいだもん」
店長「・・・・・」
亀次郎「もう使わせてやらないもん!」
店長「そ・そ・それは・・・」
いじけのスパイラルにはまり込んでしまっている亀次郎であります・・・・・
さぁどうするてんちょう・・・