毎日お店への出がけに雷門前を通る。
おかげで定点撮影は3年をゆうに越えてしまった。
「浅草のそら」は長寿企画になってきた。
このタイトルを書くと大阪のお客様を思い出すことになる。
四国のお遍路をしてきましたので表装して下さいと、巡拝軸の表装依頼をよく承る。
四国と耳に入ると、生レポートを書きつづけてくれたTさんを思い出すことになる。
秩父と聞くとJさんが頭をよぎる。
西国と聞くと春日部の三郎さんを思い出す。
ぐんだり明王を見るとデザイナーの・・・
薬師如来には・・・・
ルビー念珠を見ると江戸川の・・・
ハート腕輪を見ると仙台のSさんを、
百匁のローソクには・・・・・・・・
物は物であっても物ではない。
頓珍漢に聞こえるかもしれないが、一つ一つの品物には出逢いと物語が付いてまわる。
何一つ思いいれの無いものが無いことになる。
だから忘れようにも忘れられない。
忘れられないと言うことは、僕の心もそこにいつもある。
今の心かぁ・・・念ねぇ
「念珠堂」とはよくもつけたりと改めて思う。