2011

テレビをつけるとどこのチャンネルも震災の特集ばかり。
忘れては決してならないし、忘れられるわけもないことだけど、これらの番組を見て辟易するのは僕ばかりだろうか。
震災後、CM自粛のために公共広告機構のCMばかりが流れCMの終わりに流れるあのショートフレーズに嫌気が・・・というよりほぼノイローゼに近い症状を呈してきたころ、ようやく気づいたのかフレーズが消えた。

2011年は53歳から始めた朝のジョギングを毎日懸命に重ねていた時期と重なる。

3月10日朝はホームコースの隅田川両岸を走っていた。
東京大空襲の慰霊碑を気にしながら。

この日が来ると類した碑の前では手を合わす人も多く、昼になっればお線香を求めに来店され川辺に向かう人もいまだにいらっしゃる。
ここに住んでいる以上必ず首をもたげてくることなのだ。

毎年この日になると公会堂で戦争展が市民団体主催で行われる。
コース途中にある空襲による殉難者の方のための碑の光景が変わる。
その展示会のために慰霊碑の横に置かれているはずの言問橋の欄干の土台石が持ち運ばれるためちょっと空虚になるのだ。
そんなこともあって、
今日もやるかな、また見に行くか。
と思いながら何故かその日は公会堂には足を運ばなかった。

その翌日。

故にか鮮明に刻まれてしまっている。

それからもう3年かぁ・・・・・

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