仕立て直し

以前はままあることだったが、最近は先祖からの宗旨をなにかのご都合で変更される方が増えたように感じる。
嫁がれる時にご実家から持ってこられたお念珠を嫁ぎ先の形に変更ということとは別に、お墓の移転に伴うことで、身近に引き受けていただいたお寺が違う宗旨だった、今までの宗旨が気に入らないなんていうことも時たまあるにはあるが、お墓の改葬にともなうことでという例がとても多い気がする。

こちらは日蓮宗の信者さんだったが浄土宗に変更というご依頼で仕立て替えをさせていただいた。

立派な星月菩提樹みかん玉の八寸、尺〇寸の念珠。

浄土宗にはみかんたまはほとんど使用しないのでちょっとイレギュラーのたま数にするしか方法はなかったのだが、百万遍をするわけではないし、そこそこの形が取れればということでさせていただいた。

一気にばらすといっても使える玉とそうでない玉があるので手間はかかってしまう。


こっちのたまはこっちの間玉にいれて・・・・親はこれ、二天はこれ・・・・
とやっていると、3倍以上の時間を食ってしまっている。


なんとか仮組までこぎつけた。
であとは下がりの仕立てを取り付ければ・・・・


かんせーい!

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