もう季節ですねぇ・・・

ずっと以前は仏壇店の専売特許(死語?)のようだったお盆提灯。

今ではデパートでも、人形店でも、はたまたホームセンター、ディスカウント店でも目にするようになってしまった。

よく今時の芸人が一発芸で一気にもてはやされ、ほぼその年中に使い果たされて二年目の峠を越えることはほぼない現象があるが、エネルギーを使い果たしちゃうのか、どこでも目にして飽きられてしまうのか、とにかくも下降線をたどっていく。

お盆用品にも何か似たものを感じるのはTONだけだろうか。

ゆえにメーカーや職人はこぞってニューフェースを世に送り出す。
実は仏壇も毎年新作と称するものを世にリリースしている。

けれど、一般の目にどれだけニューといわれる部分が伝わるだろうか。

だって、仏壇を買う機会なんて一生に一度あるかないかではないか。
去年のものと今年のものの違いなんて、自動車のようにいつもテレビのCMに流れ、目に触れるチャンスのあるものでないのだから・・・自己満足でしかないのではないの?といつも感じるTONなのだ。

それはさておいて、盆提灯も現状を分析して変化していることを知ってもらいたいなと思う。

供養の仏、十三仏を火袋に顕した。

火を入れるとこうなります。

裏側は・・・こうなってます。

この柄もいいですね。

実はこんなに小さいんですよ。

店には多くは飾れないが、セレクトして使いやすい盆提灯を並べます。

カミングス~~ンなのだ。。。

有りが灯

最近は供養のグッズがおもしろい。。。

ありがとうローソクは以前からありますが、

今度は、お香バージョンで季節の花つきの「有りが灯」です。

季節のお花が添えられていて工夫次第でいろいろ使ってもらえそうですね。

月命日の日に、特別にお供えしてみようかなと・・・

思うTONでありました。

大玉の念玉

水晶に変わり種の大玉をプラス。

紫水晶に見えますが、チャロライトにカーネリアンとアクアマリン三天入。

こちらはアクアマリン

最後に白檀(老山白檀)

老山白檀の入手が仏像製作に支障をきたしていることを、ずっと以前に書かせていただきましたが、ついに念珠作りの現場にも押し寄せてきました。
白檀といいましてもさまざまな産地があることをご存知でしょうか。

その産地によって香りは微妙に異なるし、原木の価格がひと桁違うことも案外ご存じない方が多いのですよね。

僕らが白檀が高騰して入手困難と言っているのは、印度南部のマイソール州産の白檀のことで、別名老山白檀と言います。

白檀は赤道に沿って産されるので、インドでも他の地域、インドネシアなどの地域、オーストラリア、アフリカとさまざまな産地があります。飛びぬけてマイソール産の香りに高級なさわやかさを持つものとされてきました。「白檀」と表記すれば高いものと認知されているので、白檀表示が一般的なわけですが価格は千差万別だということを知っておかれることが必要ではないかなと最近の業界の傾向を見た時に感じさせられます。

まぁ・・・そんなことは老婆心であったらいいなとも思うTONなのですが・・・

桃珊瑚尺二

あるところにはあるもので、尺玉(6mm玉)の本連までは製作可能ながら、尺二玉(7mm玉)となると、なかなか難しいもの。

片手念珠ならできても下がりの道具が間に合わない。

久々に綺麗な珠を見つけた。

なかでも親玉はなかなか価値がある。

以前はなんとなったものでも、こんなになんとかならなくなろうとは・・・・

珊瑚は今が良いものを手に入れる最後の機会かも知れない。

女性の方からの質問を受けると、「絶対に珊瑚がいいですよ」とアドバイスさせていただいたものなのだが高くて申し訳なくて言いづらくなった。珊瑚のお守りは女性にはひとつは身につけていて欲しい子宝と家庭安泰の護符だからだ。