今日はお店を一時間近く前に開けた。
四万六千日だから・・・とか、儲け根性から・・・とかではなく、朝、日頃お付き合いのある浅草消防署の依頼で、ちびっこ消防団の活動でいろいろ聞きに行きたいからということだったので日頃は社長出勤する日曜の午前中にして9時過ぎには準備を終えていた。
ありがたいことに、朝起きは三文の得のことわざ通り浅草寺に向かう参拝客の足が店に吸い込まれる。
「いつもは10時開店だから助かるわ・・・」
ちょっと複雑な気もしないでもないけれど、手応えのある開店であったわけで・・・
そうこうしているうちに、ごめんくださいと、お店のお客様らしくないご挨拶とともに消防団御一行さまが来店された。
小学校低学年から6年生くらいまでかな~
次々と質問攻めにされ・・・・るのを期待していたが、初めて見るTONの顔に恐れをなしたか言葉が出てこない。
(安心しなさい。食べやしないから・・・)
心の中で優しく問いかけ、にっこり作り笑いをして問いを引き出す。
8名の団員が一巡するとようやく慣れてきたのか、店の商品について質問が。
ん?消防の質問じゃないの。
というわけで、子供の目から見る仏壇業界の傾向と対策をディスカッションすることとなった。
お線香はなにいろがあるのですか?
お線香は何種類あるんですか?
etc.etc.
付き添いの消防署の係長さんに伺うと、家に仏壇がない子が多いこと。
仏壇があるとしてもローソクは電気式のものを使うということ。
改めて実情が披瀝された感じだ。
仏壇屋に足を運ぶなんて生涯何度もないだろう。若い人が入りやすい店を作らないとと思って始めた創業気持ちは間違えていなかったことを再認識させられたと同時に、さらに若い人・・・子供とも言う・・・が入りやすい店というのも考えないとな・・・。