国際化

お店の売上が、半分以上を海外のお客様で占めることも多くなってきた。
入店率では70%をとうに超えている。

何年か前にクレジットカードの使用が50%を上回った時も驚いたことがある。
余談だが30数年前にカード会社に提携を持ち込んだら「仏壇屋がカードなんて使いませんよ」なんてけんもほろろに断られ、沸騰したことを昨日のように覚えている。

ちょうどその頃に始めて外人(しかも共産圏のお坊さん)のお客様が来店しお買い物をされた。
当時、考えられなかったことが、今は当然のように毎日の光景として展開している。

ここはどこ?私は誰?は要注意の状況だが、「ここはどこ?」は結構感じている。

日本人のほとんどいない店内。どこの言語かわからない多々なるランゲージ。
英語ですら通用しないお国からのお客様。

どうどうと日本語で応対させていただくのだ。

気は心。自然とお互いに笑みがこぼれて、また来るねとボディーランゲージで示唆してお帰りになられる。


(この中に日本人は1人だけだ)

守護本尊おまもりプラスα

念珠堂のオリジナルです。

祭りの季節になるとあちこちからお声を頂きます。

神輿の担ぎ手が首に架けるためだとか。

けど元をたどれば、日ごろから身につけてもらいたい。と、思い創作した御守り札代わりの守護本尊お守りです。

ずーっと茶色の正絹紐で通して何一つ手を加えるでもなく製作してきましたが、お買い求めいただいたお客様が日蓮宗で、初めは日蓮上人の札はないかとの問いかけでしたが、残念ながら札を作るまではいかないので、手持ちにあった南無妙法蓮華経のひげ文字の玉を入れ込んでみました。

大変喜ばれました。

ちなみに素材は白檀です。玉は108本連尺二寸~尺六寸まで。

もちろん・・・念珠堂のすることです。2尺4寸以上三尺でも四尺でも製作は可能です(≧∇≦)/

日本っていいなぁ~

どこかで聞いたフレーズだが、この仕事をしていてよく思う。

6月に入ってすぐにお盆提灯を展示した。

もちろん販売目的であることには間違いないのだが。

一日が終わり、天井の照明を落とす。
ただ、お盆提灯のコーナーだけは火を落とさずしばらく見つめている。

昔の人が考えたのだろうが、廻り灯篭の光の中に記憶の走馬灯が巡り出すのがわかる。

蓮花の光に浄土に逝った母親を考える。

芙蓉の花に人の暖かさを感じる・・・・。

ぼーっとしているだけなのに、光の演出に自分の心が癒されていくのがわかる。

日本人でよかったなぁ~~~